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社長ブログケヤキの木の下で

2022年3月25日

Heat20 住宅システム認証


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
まだ、寒い美濃地方、
今朝は2.6℃…
この時期、花粉は勘弁、桜はウエルカム。
昨日はHeat20の住宅システム認証の説明会がありました。
G1からG3までをHeat20が認証するもので、
省エネ基準住宅に自社の仕様を入れてその型式を認証するものです。
個別の住宅の認証ではありません。
大手のHMが長期優良住宅や
耐震等級の型式認定を取るのと同じ手法と考えると、
分かりやすいかもしれません。
従来、高性能な住宅を作ってこなかった設計事務所や工務店、
あるいはこれから高断熱な住宅を建てよう、
あるいはシフトしていこうとするHM。
それにこれから家を建てようと計画中の方には、
ある意味とても便利な認証です。
より多くの一般の方にHeat20のG2やG3が
認知されていくことで、
日本の住宅性能の底上げにもなっていくでしょう。
但し、簡単に言うと
省エネ基準住宅に仕様を落とし込むだけなので、
今までその仕様で建てたことが無くても
気密シートを張ったことがなくても
樹脂サッシを使ったことが無くても
G2、G3の数字がクリアできていれば、
「Heat20 住宅システム認証書」がその工務店に与えられます。
同時に、省エネ基準住宅の型式認定ですから
あなたの家の実際の数字とは異なっていますし、
あなたの家が申請した型式、
つまり仕様と異なっている可能性も小さくありません。
準防火地域の家であればそれにあったサッシ仕様になりますが、
その型式で申請してなければNGのように。
Heat20のHPにも注意書きがあります。
「本認証は、この申請で示された内容に従って企画された住宅システムが一定の水準であることを証するもので、建設された個々の住宅の性能を保証するものではありません」
あくまで、個別の家を認証するものではなく、
認証店で建てたからと言って、G2やG3になるわけではありません。
建てられる方はご自分の家の実際の数値が知りたければ、
個別に計算してもらう以外ありません。
そういう意味では
認証を持ってるこの工務店、HMで建てればHeat20G2なんだといった
一般の方の勘違いや、
あるいは営業担当者の意図的な誘導も考えられるわけで、
住宅検討者は注意が必要です。
もちろん、工務店はこの認証を取得するために、
お金を払ってますのでそのこともお忘れなく。

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