社長ブログケヤキの木の下で
2022年9月30日
新住協の総会
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
新住協の総会で昨日から仙台に来ています。
総会は持ち回りで全国各地で開催されてきました。
コロナ前は全国から数百人が集まり、
それぞれの地域の事例となる住まいを見学したり、
研究発表や基調講演に参加し、直接会って情報交換をしていました。
ここ2年ほどはzoom開催なので、物足りないと感じる会員も多いでしょう。来年こそはリアルで開催したいものです。
一般に方向けに簡単に紹介すると、
鎌田先生の基調講演は専門的ですからパス…
理事の久保田さんが、新住協の監修した住まいと自邸の温度、湿度データ、QPEXでの暖房費と実際の暖房費の違いを解説されました。
監修した住まいは仙台の隣の名取市。
ua値は0.25 Q値は0.9の高性能住宅
ダクト式の三種換気でルフロ
エアコンはダイキンの2.8kW
暖房は FF式のルームヒーター
温湿度のデータから読み取れるのは、夏の室内ではエアコンは必需品。
稼働時間次第で湿度は上下します。
東北の宮城県でも、通風だけでは限度があります。
久保田さんの冬の自邸のデータからは、
一種換気でも湿度管理は強敵なのがわかります。
一般の方にご理解いただきたいのは、
いくら高性能な住宅でも完璧はなく、限界があると言うこと。
同時に実務に携わる設計者は、
その限界がどこなのかをきちんと説明できることが求められます。
外気が何度、湿度が何パーセントになると
室内の温度、湿度はどうなるのか。
詳しいデータなどは会員はダウンロードできますので、
新住協の会員と相談されてる方は見せてもらって下さい。
その他にも
エコワークスの小山さんの太陽光パネルの必要性についての解説は、
実務者である設計者こそ真っ先に理解し、
一般のこれから家を建てる方に伝える必要があります。
youtubeなどでも発信されてますから、興味のある方は是非見てください。
パネルの設置費は建築費ではなく、
電気代の先払いである事がわかります。
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