社長ブログケヤキの木の下で
2010年3月27日
現地調査 (2)
こんばんは、
紙太材木店の田原です。
本日は現地調査
坂祝(さかほぎと読みます)町のM様邸です。
M様は現在奥様とお子さん3人で
10年前に建てた離れにお住まいです。
お子様も一番下の子が保育園
一番上の子が5年生になり
離れでは少し手狭になってきたため
母屋にお住みのお母様と
住むところを交替する事になりました。
お風呂やトイレ
2階を全てリフォームし
寝室やお子様の部屋にされる予定です。
客間で打合せをしていた時も
寒かったのですが
調査のため2階に上がると
吐く息が白い!
荒壁の純日本式の家ですが
60坪以上の大きさです。
2階は壁にプリント合板が貼ってあり
大壁(土の壁が見えないように壁に合板やプラスターボードが貼ってある壁を言います)
の洋間になってます。
断熱材は使われていませんから
土の壁と貼ってあるプリント合板の間には
2センチほどの隙間があり
この隙間の空気は屋根裏の空気(外気)と一体です。
天井にも断熱材は使われていませんから
寒いのは当然ですね。
ほとんど3ミリほどのベニア板一枚で
壁と天井は冷たい外気と区切られているわけですから。
むしろ、大壁にせず真壁のままであれば
少なくとも壁は6センチの土壁で外気と接する事が出来ますから
今の大壁の部屋ほど寒くはなかったでしょう。
ご主人に聞くと
子供の頃この部屋が自分の部屋だったけれど
いくらストーブつけてもとても寒い部屋だったと
言われます。
このような部屋でも
工夫して断熱材を入れれば
今よりはるかに断熱性のある部屋にすることが出来ます。
古い家にお住みの方は
寒いのはしょうがないと
諦めている方が大半ですが
諦めることはありません、
きちんとした断熱工事をすれば
古い日本の家でも
冬の寒さに対して今より快適にすることが出来ます。
ただ、断熱材を入れればいいという工事では
問題がありますからご注意下さいね。
それでは、
皆さん、また明日。
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