社長ブログケヤキの木の下で
2015年8月19日
エアコン嫌いの理由
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
8月もお盆を過ぎたのにこの暑さ
子供の頃の夏休みは
お盆が過ぎれば朝のラジオ体操の時は肌寒かったのを覚えています。
さて、そのお盆休み、
高校のプチ同窓会が美濃加茂のイタリアンで開かれた時の話
同じ川辺町の仲のいい友達
20年ほど前に名古屋の市内で大手HMのパ○ホームで家を建てた。
商売柄、当時も今もHMの断熱性は聞かなくてもわかるわけで
そのときの会話
彼の住んでいた実家は
風光明媚な山あいで近くを小川が流れる
それはそれは涼しげなところ
夏にはなんども泊まったことがあるけど
まさにクーラーなんて不要なのが
写真をご覧いただくとわかります。
通風で涼をとると言うのは
こんな立地条件の家のこと、
熱気が溢れている都心の住宅地とは全く違います。
で、
こんなところで育った彼が住んでいる
名古屋市内の大手HMの家での生活
私:
暑いだろ、
クーラーどうしてる?
彼:
人工的なクーラーは肌に合わん
暑くても我慢してる。
私:
・・・・・・
我慢!?、奥さんは?
彼:
家内も同じ
どうしても、我慢できんときは家内が扇風機をつけるけど
オレはそれもイヤだから別室へ行って
窓を全開にして寝る。
私
汗、びっしょりだろ?
彼
ウン
私
寝れるんか?
彼
慣れる。
私
慣れる!
・・・・・・
疲れ、取れるんか?
彼
・・・・・
でも、エアコンはイヤだ。
あんな環境で育った彼がエアコン嫌いなのも頷けるというものですが
夏の熱気を防げない家は
もちろん冬の寒さにも弱いわけで
今のままではNNPの確率が高くなります。
でも
こんな住宅がまだまだ建てられ続けています。
彼が嫌っているのは冷気の流れ
窓を閉めて
エアコンがどこか遠くのところで
静かに働いていてくれれば
それは、エアコンが動いているのかわからないほど
ほんのちょっとだけ働けば
過ごしやすい室内環境になれるぐらいの
断熱性と気密性のある家であれば
彼のエアコン嫌いもなくなるはずです。
彼の実家のような環境であれば
夏の熱気対策など必要ありませんが
それでも、寒さ対策は必要です。
ほんのちょっとエネルギーを使うだけで
暖かくも涼しくもなるような過ごしやすい家であれば
彼のエアコン嫌いもなくなると思いますが
今からそんな家に改造しようとすれば
多くの費用がかかります。
性能が低い住宅に住み続けるくらいなら
お近くのマンションの中層階に引っ越した方が正解ですが
性能の低いその家は残ります。
誰かが改装するか
取り壊されるか
我慢して生活するか?
この3つしかありませんが
人口が減っていくなか
我慢して生活する方はそんなにいないでしょう。
2030年を見据えれば
もう性能の低い住宅は建てられないと言っていいかもしれません。
PS
定年後は
実家は夏の別荘にすると言ってました(^_^)
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