社長ブログケヤキの木の下で
2016年3月11日
既に周回遅れとなったLCCM住宅
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今回の東大、建研ツアー
企画は新住協、中部東海支部の金子さん
一般の方にも興味を持っていただけそうなところを簡単にお話しします。
LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅の実験棟が筑波の建築研究所にあります。
建物の詳細などをお知りになりたい方はこちら
簡単に言えば
建てる時から、解体されるまでに出るCO2をゼロにする住宅
PV(太陽光パネル)も使います。
この写真はよくご覧になるLCCM住宅
でも下のアングルはなかなか見られない(^_^)
ドローンで撮ってるわけではありません。
案内していただいたのは坂本理事長
御大自ら、床には穴があいているんだよ(^_^)
などと言いながら
ほらね
建研の理事長、
雲の上の人なんですが
面白い人です。
この建物
建てたのは先代の村上理事長で
坂本理事長はノータッチ
6年前の設計で
5年前に建てられていますが
今となっては既に過去の建物といった印象
この5年間の住宅性能の進歩がいかに早かったか理解できる建物となっています。
つまり
こんなことしたら暑くなるなぁ、
これじゃ効果が半減
これでは意味がないね
日が差してなけりゃ寒いかも
耐震等級は1かな
高性能設備を入れればってもんじゃ・・
etc
5年前の実験棟ですが
今では参考になりません、
むしろ反面教師的に見るべきかもしれません。
一般の方はお気づきになりませんが、
携帯やスマホがどんどん進化しているように
住宅は今、同じような変化を遂げています。
5年前のスマホをご存知であれば
現在のスマホがどれだけ変化しているか
実感できると思います。
残念ながら住宅も全く同じ
5年前に最新であったLCCM住宅でさえ
現在では全く見劣りしています。
今建てる家での暖かさや涼しさ、
その室内環境を作るための冷暖房費などの維持費は
5年前の家と比べれば相当な開きがあります。
室内環境はそこに住む人の健康性にも直結しますから
慎重に住宅の質を見極める必要があります。
最新の情報を得ようとLCCM住宅を見ると失敗します、
そのままマネてはいけません、参考程度に。
もちろん、お二人共口には出しませんが、
そんなことはご存知のはずです(^_^)
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