社長ブログケヤキの木の下で
2017年12月29日
2018年 住まいのデフォルト性能
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝もマイナス3度の美濃地方です。
一昨日の雪も終日降り続き
昨日の朝は快晴ですが一面銀世界
さて、2017年もあと数日
住宅業界には大きな変革の波が押し寄せた一年でした。
日経ホームビルダーや建築知識ビルダーズ、
新建ハウジングプラスワンなどの住宅業界の専門紙では
省エネやZEH、耐震をはじめとした住宅性能の記事が掲載されない月はありません。
従来の家づくりで一般の消費者が重視してきた項目が大きく変化しました。
間取り、デザインといった項目は変わりませんが
耐震性能、冬の暖かさ、夏の涼しさ、省エネ性といった項目が上位に顔を出しています。
2020年には新築住宅を建てる時、一定の省エネ性能が義務付けられます。
パリ協定によるCO2削減目標の設定がなされましたが
2020年の省エネ義務化、ZEH(ゼロエネルギーハウス)もそれを睨んでのことです。
大きな流れは止められません。
2018年には新築住宅で性能の良いのは当たり前、
暖かく、涼しく、電気代が安いのは住宅のデフォルト性能
(あらかじめ設定されている標準の状態)のはず・・・?
これから新築住宅を検討される方はおそらくその意識があると思われますが
現実には多くの家がそのような状態にあるわけではありません。
暑さ寒さでストレスを感じないためには断熱や気密の性能が大切ですし、
電気代でびっくりしないためには省エネ性能が
いざというときには耐震性能が大事になります。
簡単に言えば
普段の生活は電気代を心配せずに健康、快適に
いざというときも安心安全にというのが
2018年の住まいのデフォルト性能
皆さんがそのような住まいに巡り合えますよう
紙太材木店は来年も性能にこだわりながら
同時にデザインや価格の点でも精進していくつもりです。
年内最後の更新となりますが
読者の皆様、よいお年をお迎えください。
来年もこのブログにお立ち寄りいただくことを楽しみにしています。
Category
- 家づくりのたいせつな話(514)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(415)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(93)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)