社長ブログケヤキの木の下で
2019年9月20日
ファブリーズより換気が大事
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は18.2度
この夏、2度目の20度以下の朝です。
16度か17度になると水洗いした手でキーボードに触れると
指先が冷たくなり、打ち間違いが多くなります。
最近気になるCMは消臭剤
商売柄、室内の匂いに関係することに反応するようです。
他人の家に行って玄関ドアを開けると
その家の匂いがします。
玄関には一般的に下駄箱がありますから
何足もの靴が扉のある箱の中に入って置いてありますし
普段使いの靴や履物はそのまま土間に脱いであることが普通です。
靴に鼻を近づけて匂いを嗅ぐ人はあまりいませんが
もちろん靴からは匂いが出ています。
大きな下駄箱なら30足や40足は入りますし
中にはカビの生えた靴もあるかもしれません。
それらの混じりあった匂いが玄関にはありますが
そこに住んでいる人はその匂いをあまり感じません。
体臭と同じで同じ匂いには鈍感になるからです。
クローゼットや押入れ、トイレや玄関が匂うのは
きちんとした換気ができていない証左で
淀んだ空気がそこにいつまでもあることになります。
建物を建てる時は確認申請を出すことになってます。
そこに換気計算書も添付する必要があって
家の中の空気の総量(気積といいます)も出てますが
実は押入れやクロゼット、納戸と言った非居室は含めなくていいことになってます。
もちろん最近はやりのシューズインクロークも
非居室を含めない気積の計算で2時間に一回の換気が義務付けられています。
だからと言うわけではありませんが
それらの非居室は空気が滞留して匂いが籠ることになります。
空気が滞留しているということは
ハウスダストも一緒です。
消臭剤や脱臭剤、芳香剤で匂いは抑えられますが
ハウスダストや浮遊粉塵は除去できません
(もっとも最近は空気清浄機なるものも出てますが)
これらの対策の基本は換気です。
空気の質は目に見えませんが、臭いは分かります(同じ匂いを毎日嗅ぐと分からなくなりますが)
匂いがある、匂いが残っているということは
そこにはハウスダストや浮遊粉塵もあると考えていいでしょう。
22日の鵜沼山崎町の家の見学会では
どういった対策が取られているか確認できます。
換気は気密が無ければ成立しませんから
そこのところも押さえておく必要があります。
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