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社長ブログケヤキの木の下で

2023年7月24日

日射は二種類


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
梅雨も明け
快晴の朝が気持ちいいですね。
プラン作成が続いていて
草刈りができませんでしたから、
昨日は早朝から気になっていた
土場の草刈り。
続いて庭と竹藪もと欲張ったため、
お昼には疲労困憊となりました。
午後には竹の間伐と思っていたのですが
さすがに無理で、
夏休みの宿題となりそうです。
この時期、朝の東から入る日差しは
かなり強く
朝起きて東の掃出し窓のカーテンを
開けておくと、
あっという間に
室温が上昇します。
私の住まいの場合、
早朝5時だと東に山があって
まだ日が差していませんが、
5時15分には日が差します。
10時過ぎまでは日が差しますし、
西の窓からは3時を過ぎると同様に
西日が差し始めます。
お昼前後の南の窓は太陽高度が高く、
日差しはありませんが
東や西に家が向いていれば
日差しが入ります。
全くの真南向きの家と言うのは
それほどあるわけではなく、
大抵、東西どちらかに向いていますから
南からの日差しもそれなりにあります。
最近はスマホのアプリや
設計ソフトなどにも
日射の入り具合を確認できますから、
設計者に東西南北の
日差しの入り具合を確認する必要があります。
少し西に向いている家であれば、
この時期の早朝の
北側からの日射も考慮する必要がありますね。
夏至は6月末ですから雨や曇りも多く、
朝の日差しはそれほどありせんでしたが
暑さと日差しはこれからが本番。
南の窓の日射対策は
それなりに意識していますし、
西日が強いことも分かってますから
それなりに対策を取りますが、
注意が必要なのは
東の窓と
南向きなんだけど
家が東西のどちらかに向いている場合。
北側の窓にも
朝か夕方に日射が入ります。
多くの方が誤解されるのは
日射と言うのは
太陽の日差しのことで、
それさえ何とかすれば大丈夫と
思っていること。
実は日射は二種類あって、
直達日射と天空日射があります。
直達日射はご存知の日差しですが、
問題は天空日射。
これは太陽からの日射が
大気の中で散乱や反射をして、
空の全方位から届く日射を言います。
日射と言うのは強烈な太陽光線だけでは
ないということです。

更に、この天空日射は
平均の日射の量は、直達日射より多いんですね。
もちろん、晴天の時は
直達日射の方が多いんですが

8月の「平均」では
天空日射の方が大きくなります。

つまり、軒や庇だけでは天空日射は防げませんし、
時間的には直達日射も
防げないということです。
冬にはウエルカムな日射
夏にはお邪魔虫な日射
対策や利用には様々な手法がありますが、
どれも自然温度差に影響します。
つまりそれは
暮らし易さに直結する問題ですので、
設計者にお任せではなく
ご自分でも調べておく必要があります。
分かりやすい解説は
前准教授の「エコハウスのウソ2」
注文住宅を建てるお考えの方は、
買っても損はありません。

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