社長ブログケヤキの木の下で
2010年7月24日
温度計測の2
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
ただいまの気温は28.1度
二日ほど前に比べれば1度も低く
少し涼しく感じます。
でも、日中は上がりそうなので
汗拭きのタオルが必需品です。
昨日は川辺町のM様邸に
朝早くデッキの材料を届けましたが
2t車の半分ほどの材料を下ろすだけで
汗まみれになってしまいました。
よくこれだけ汗が出るなと感心した次第です。
さて、昨日のお話の続きです。
ケヤキの木の下にあるスタジオ
O様邸の外気温が38度~39.1度でしたが
いきなり36.5度です。
と言っても、私の体温と同じですから
相当暑いはずですが、
涼しく感じてしまいます。
この時点で、
建物の置かれている状況が異なりますから
土壁の家とグラスウールを入れた家の
比較にはならなくなりました。
これからのお話しは
木の下の陰になった家は
どの程度の暑さなのかを
ご理解いただければと思います。
スタジオは上の写真にあるように
南北に長く
その東側にケヤキの木が立っています。
枝を大きく広げていますので
ほぼその建物の屋根全体がケヤキの陰になります。
さて、南側の外壁の温度は38度
モルタル仕上です。
その内側の壁の温度は29度(南面)
気温は32.3度
同じ部屋の西側の壁の温度28度
東側の壁の温度28度
グラスウール厚さ100ミリで断熱された
この部屋の体感温度は約30度強となります。
次に南北に長いスタジオの
北側の展示ルームを計測したのですが
驚きの結果でありました。
気温は31.4度
これは私が入るまで
ドアが閉じられていたためと考えられます。
壁の温度26度!
再度計測しても26度
体感気温は28.5度程度です。
2時過ぎまで西側の壁に日光が当りませんから
この時間まで涼しいようです。
以上のことを考えてみると
建物の外壁や窓に直射日光が当らない工夫、
特に南に面した壁に何らかの方法で
陰を作ることはお金をかけないで
夏を過ごし易くコツのようです。
例えば
軒先を長くする
庇をつける
ホームセンターで買ってきたすだれをつける
へちまやゴーヤといった蔓状の植物を
網上のネットに植えて陰をつける
などですが、
窓などの開口部だけでなく
壁に付けることで、より効果が上がりそうですね。
一番お金がかからなくて
効果のありそうなのは
ゴーヤやへちまでしょうか。
夏に美味しく食べれますから
夏バテ予防にもなりそうです。
建物の配置にもちょっとした工夫が必要になりそうですね。
それでは皆さん
また明日。
Category
- 家づくりのたいせつな話(514)
- 雨漏れ(25)
- 高性能 省エネ(415)
- 温熱環境(207)
- 雑記(252)
- 新住協(新木造住宅技術研究協議会)(36)
- 室内環境(36)
- MOKスクール(28)
- 紙太材木店の考え(93)
- 建築巡礼(36)
- レイモンド(3)
- 耐震のこと(32)
- 手仕事 道具 機器(93)
- 断熱のこと(88)
- イメージ 仕上がり(72)
- 暮らし(177)
- 古い民家の再生(80)
- 経年変化(7)
- イベント情報(27)
- 換気(25)
- 結露(29)
- インテリア(20)
- メンテナンス(6)
- 紙太材木店の仕事(2)
- 素材(67)
- サッシの性能(51)
- 料理(141)
- 室内環境と健康(15)
- 庭造り(2)
- リフォーム(55)
- 現場レポート(184)
- 性能とデザインのバランス(17)
- 耐久性(3)
- 住宅医 ぎふ木造塾(22)
- 造作家具(25)
- 本の紹介(40)
- ZEH(3)
- 百年の家プロジェクト(45)
- 薪ストーブ(48)