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社長ブログケヤキの木の下で

2019年1月9日

暖かく過ごすための階段と吹抜けの役割


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
暖冬だと言われていましたが
朝はやはり寒いですし
今日の最高気温は10度以下の予報で普通の冬、
暖冬と言う言葉のイメージとは全く違ってますね。
昨日は今渡の家で階段の打合せ
TVボードと一体になりますし窓際に設置する予定なので
細かい納まりの確認です。
階段の設置場所は2階への動線も絡んできますし
広さも畳2畳分は必要になりますから
1階のどこに階段を置くかで間取は随分変わってきます。
加えて、1階と2階の空気の流れを考えると
吹抜けはできるだけ設置したいものです。
これは冬に暖房した1階の暖かい空気を2階に
夏は2階で冷やした空気を1階へ運ぶ通路の役目を果たすからです。
暖かい空気は自然に上に上がりますし
冷えた空気は重いですから自然に下に下がっていきます。
階段だけではその役割を果たすには少し面積が小さいんですね。
見えない空気と熱をどのように移動させ
1階と2階の温度の差をいかに少なくするか
もちろん空気の質も差のないようにしたい。
一階と二階の空気と熱を一体化させるには
階段と吹抜けが重要な役割を果たします。
もちろんエネルギーを余分に投入すればそれは簡単に実現できますが
「できるだけ省エネルギーで」という枕詞が付くと
脳みそに汗をかく必要が出てきます。
上の話は前提条件として
きちんとした断熱と気密が取れているというのがあります。
国の省エネ基準に適合している程度では
リビング階段からは冷気が下りて来ますし
リビングに吹抜けがあっては相当程度暖房しないと寒い部屋になってしまいます。
もちろん足元の膝から下はいくら暖房しても寒いので
炬燵にエアコン、それにファンヒーターの暖房・・・
寒い冬を24時間暖房して尚且つ省エネで家中暖かく過ごすには
住まいの性能が大きく左右します。
もちろん設計もですけど。

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