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社長ブログケヤキの木の下で

2019年1月14日

寝室をどのように暖かくするか? 高性能住宅の場合


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴の連休最終日です。
お客様からご相談がありました。
12日の朝の室内温度
寝室:気温22.9度 湿度41%
2階ホール:23.2度 湿度34%
1階リビング:25.1度 湿度26%
キッチン:25.3度 湿度33%
玄関:25.4度
6畳用エアコン2台の設定温度は23度 風量自動
南北に細長く40坪弱の家です。
エアコンは空気を温めますから
暖まった空気を家の隅々までどのように運ぶかが問題
温度ムラができるだけできないようにしなければなりませんが
空気や熱は見えませんから
どのように暖かい空気が広がって行くかはじっくり考える必要があります。
エアコンの温度センサーは本体機器についてますから
その温度センサーが室内の温度が設定温度(23度)になったことを感知すると出力を弱めます。
同時にエアコンの消費電力は下がっていきます。
23度設定なのに何故にキッチンやリビング、玄関が25度なのか?
疑問に思われるかもしれませんが
23度設定でもエアコンの吹き出し口から出てくる温風は40度近くあります。
室内の空気の温度はどこから下がっていくかと言うと
熱が逃げていくのは外皮からですから
外壁に近い空気から先に温度が下がっていきます。
エアコンは外壁に設置してありますから
下がると温風を出すことになりますが
部屋の中央付近の空気には常に温風が供給され一番最後に温度が下がっていくことになるので
23度設定でも家の中心辺りは25度と言うことが起こります。
今回のご相談は
寝室が寒いというもの
暑さ寒さの感じ方は人それぞれで
17.18度でも気にならない方もいますし
23度で寒いと感じる方もいます。
今回のケースでは第三種換気をしていますから
湿度が低くなっています。
一般に10%湿度が違うと体感気温は1度違うと言われていますから
加湿器や洗濯物の室内干しなどでもう10%程湿度を上げると
寒さの感じ方が違ってきます。
もう一つは
見えない暖かい空気をどのように運ぶかですが
2階の寝室と1階では2.5度ほど温度差があります。
ココがポイントだと思われます。
シーリングファンが吹抜けに設置してありますが
直接風を受けないように風向きを上向きに設定してありますが
南北に細長く吹抜けは南側ですので
上向きのファン回転では全体的な空気の撹拌が一部に留まっているようです。
お休みになる前にファンの回転を下向きにして
強制的に1階の空気を撹拌して押し出してやる必要がありそうです。
暖かい空気だからと言って条件によってはその上がり具合は異なってきます。
かなり広い面積の吹抜けなら別ですが
耐震性のこともありますし
住まい手の方の考えも入ってきますから
いろんな要素のバランスを考える必要があります。
さて、今回のケース
下向きシーリングと加湿でどの程度改善されるか分かりませんが
またご報告しますね。

ちなみにこの住宅は
Q値は0.8 C値は0.2の住宅です。

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