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社長ブログケヤキの木の下で

2019年3月8日

暖かい家への第一歩



木製建具の荏油塗り
おはようございます
紙太材木店の田原です。
今朝は快晴だけど寒い・・
寒い部屋にいると体が緊張しているのが分かります。
それは恐らく血圧にも影響しているであろうことも容易に想定できます。
それが冬になると毎日のように繰り返され
長い年月の間には相当な負荷が体にかかることになります。
暖房負荷と言う言葉があります。
これは部屋の中の温度を一定に保つために必要な暖房エネルギーの量を言い
床面積で割ることで個々の住宅の暖かさを保つための必要エネルギーを知ることができます。
つまり、大量のエネルギーが必要な家は寒い家であり
少しのエネルギーしか必要なければ暖かい家と言うことになります。
暖房負荷は主に次の三つの要素で決まります。
断熱性
日射取得量
気密性
全て数字に表わすことが出来ますが
一般の方はそれを聞いても比較対象が分かりませんから
理解しにくい事になります。
断熱性は熱貫流率や熱抵抗の数値で表すことができますが
それを聞いてもピンときませんが
断熱材の厚さを知るとなんとなくわかるんじゃないでしょうか。
壁の断熱材の厚さが5cmなのか10cmなのかあるいは20cmなのか
厚ければ断熱性がよさげなのは感覚的に理解できます。
もちろん個々の断熱材の性能値に違いがありますが
熱貫流率なんていう聞いたことのない言葉の数値ではなく
厚さであれば普段身近に使う言葉ですから感覚的に分かります。
同じように日射取得についても
南側に大きな窓が沢山あれば日差しが多く入る家であることは容易に理解できます。
窓が小さかったり、少なければ日射の取得量も少なくなります。
最後の気密
感覚的にそれを知ろうとするとちょっと難しいかもしれませんが
気密が相当程度良ければ
第三種換気であれば玄関のドアを開けた時に
空気が室内側に入っていくのが分かります。
暖かい家の構成要素は上の三つです。
最初は感覚的なところから入って
徐々に勉強して数値を理解できるようになると
暖かい家はぐっと身近になります。
暖房負荷が小さい家に住むのか大きな家に住むのか
30代で家を建てると50年ほど住むことになりますから
よくよく考える必要があります。

手摺の年輪は70歳

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