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社長ブログケヤキの木の下で

2019年4月1日

中気密中断熱を考える

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杉板張りの蔵、安価に張替が可能
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
まだまだ寒い美濃地方
今日は更に寒い、奥美濃と呼ばれる郡上に現地調査です。
住まい手の方は「とにかく寒いので断熱改修がしたい」とのことですが
昭和初期に建てらた土壁造りの家ですから脳みそに汗をかくことになりそうです。
最近時々目にするのが
中気密中断熱なる言葉
高気密高断熱も言葉の定義、つまり
どんな断熱をすると高断熱で、
どこまで気密を取れば高気密か、
なんて決まっていないので言い放題
中気密中断熱も全く同じですが
言っている人たちの考えの多くは
高気密高断熱がいいのはわかるけど
そこまでしなくていいんじゃない?という考えのようです。
古くはR2000住宅から最近のパッシブハウスまで
気密や断熱のクリアしなければならない数値は決まってますが
日本ではせいぜい住宅性能表示の断熱等級がある程度で
それも等級があるのでどの等級から高断熱かは決まっていません。
(等級4が最高)
となると
中気密中断熱って何?となるわけですが
これらの方に共通するのは
断熱なんて「いい家の」「住みやすい家の」一つの要素ではあるよ。
だけどその他にもいい家、住みやすい家にはいろんな要素があって
例えば 風通しがいいとか、
家事がしやすいとか
メンテナンスが楽とか、
収納がいっぱいあるとか
断熱も気密もそういう要素のなかの一つなんだから
それだけに拘る必要はないんじゃない?
と言うようなことのようです。
住まいに求めるものは人それぞれですから
この考え方もありでしょう。
ただ、いつも私が言っている
住まいの基本性能と言うのは
断熱、気密、換気、冷暖房システムというのは
健康に関するものです。
住まいと言うのは安心、安全と健康というキーワードが最も大事だと考えています。
安心、安全を担保するのは耐震性であり
健康を担保するは上記の断熱、気密、換気、冷暖房システムです。
このことが確立されたうえでの
デザインでありインテリアであり
使い勝手の良さ、
あるいは通風や収納の多さといったことであると考えます。
紙太材木店では
住まいの基本的な性能を
その他の要素と同列に扱うことはありません。
高断熱住宅に住む研究者の報告
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