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社長ブログケヤキの木の下で

2019年7月29日

外構工事は植栽工事 荻野寿也さんの講義


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
どんよりした空で
今にも雨が降りそうな雲行き
少し動いただけで汗が噴き出てきます。
週末はMOKスクールで大阪
第一講義 ninkipen!一級建築士事務所 今津康夫
第二講義 遊空間設計室 高野保光
第三講義 荻野寿也景観設計 荻野寿也
どの講義も濃い内容の講義ですが
今津さんと高野さんは建築家で設計事務所を開設されています。
スタイリッシュと言うとホテルライクなイメージを持たれる方が多いかもしれませんが
今津さんはスタイリッシュな設計の中にも自然で違和感なく木が使ってあります。
私にはマネはできませんが
スタイリッシュと木のバランスが絶妙と言ったらいいでしょうか。

高野さんの講義で印象的なのは
間取から設計しない
これはとても大切なことで
その家の一つのインスピレーションを伸ばしていく、広げていく
と言った設計感覚でしょうか。
それはその家の立地する外の風景かもしれませんし
残された樹木かもしれません。
高野さんの設計に影響されたと思われる建築家も多くいます。
最後は荻野さん
伊礼さんと組んだ外構、植栽工事で多くの方々がご存知だと思います。
一般の方はどうしても建物本体に目が行きがちですし
大手量販住宅会社の作る、建物の外にコンクリート床のカーポート
門扉とフェンスで御仕舞い。と言う外構工事のイメージが
多くの実務者にも共通してありますが
如何に外構工事を少なくし、植栽工事でそれをカバーするか
どれだけ外構工事に自然を取り入れられるかが大切
それで費用も相当減額できる
そのための設計が大切とのこと
言葉ではなかなか説明できないのですが
実際、荻野さんの講義のテキストも白紙
パワポの写真で比較しながら分かり易く解説頂きました。
外構工事に対する見方が180度変わったと言ったら言い過ぎかもしれませんが
講義後の懇親会ではそんな意見がかなり出ていました。
荻野さんの著書を読んだ時より、今回の講義は10倍面白いですが
もう一度本を読むと見方が変わるかもしれません。
荻野寿也著「美しい住まいの緑」85のレシピ
一般の方でも参考になりますから
量産住宅会社のような家にしたくない方はご覧ください。

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