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社長ブログケヤキの木の下で

2019年11月6日

冬の風物詩 外壁の結露

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は6.4度の美濃地方
昨日は5度台でしたから
霜が降りるのもそんなに先ではありません。
地面から1.2mほどの高さの気温ですから
地表面はもっと下がっていて2度が3度程度でしょう。



最近建てられた近くの住宅で

外壁はガルバリウム鋼板
壁の断熱はウレタンの吹付です。
柱は熱橋で柱部分からも熱は逃げているのですが、
柱の木の質量は断熱材に比べれば圧倒的ですから
柱を温めるところまではいきません。
外気が0度近くで室内が17.18度
表面温度は断熱材のある所のほうが高くなっています。
霜が降りるようになると
外壁表面は結露して霜が降りたようになりますが、
時間とともに融けていきます。
融けるのは断熱材のある所が先で柱のある所は後になります。
ガルバリウム鋼板の外壁なのでビジュアルで見えますが、
サイディングの家でも注意してみると同じような現象が起こっています。
サイディングの場合
南向きの家の北側の壁に
10年たたないうちに
この結露が融けたところに、

カビやコケが生えて黒ずんでくるケースも間々あります。
南向きの家の北側の壁は日光が一年中ほとんど当たりませんから
そうなるケースが多くなることになります。
最近は苔やカビの付きにくい塗料で仕上げてあるものもあって
それがウリの製品もありますが、
それはただそのような現象が表面に起こりにくくしているだけの話。
壁の断熱性をもっと上げることや
柱などの熱橋対策をすることの方が
住まい手にとっては大切です。

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