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社長ブログケヤキの木の下で

2020年7月10日

無力

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝も雨模様の美濃地方です。
昨日まで岐阜県全域に大雨警報が出てましたが、
今朝は高山、下呂、中津川、郡上に大雨警報が出ています。
昨日は川辺町にも警報、今日は大雨注意報ですが、
昨日も今日もそれほど多くの雨が降っているわけではありません。
通常の梅雨時期の雨と同程度です。
気象庁の予報も、当たらずと雖も遠からずですが、
備えあれば患いなしで準備は大切です。
一昨日はブログを書いている最中に猛烈な雨と風が吹きました。
すこし恐怖を覚えるような雨と風です。
事務所の前の側溝の水は瞬く間に溢れ、
グレーチングからは水が盛り上がって溢れ始めました。
更に10分か15分雨が降り続けば
事務所の床に水が入ってきたと思われますが、
幸い雨の勢いが少し弱まってので事務所の浸水は免れました。
隣町の八百津町では雨と共に突風が発生し、
家屋の屋根が飛ぶなど
かなりの被害を受けています。
飛騨川も下呂で氾濫してますから、
流域のダムのゲートは全開で放流していました。
川辺のダム湖も普段は水の流れを全く感じませんが、
太い流木が勢いよく流れ濁流となっていました。
事務所が浸水するかと思った時に思い起こしたのは、
私が幼少の頃の集中豪雨です。
一般的には​飛騨川バス転落事故​として知られていますが、
この時は川辺町でも土砂崩れで何軒もの家が押し流されています。
私の家の通り土間の靴や下駄が、プカプカと浮いていたのを覚えています。
あらためてウィキで転落事故の事を読んでみると、
抗いようのない自然の力と人の無力さを感じます。
日本での天災は地震と台風、水害が主なもので
地震や風に対しては建築的にある程度準備することができますが、
(これも100点ではありません)

水害に対してはほとんどなすすべがありません。
これから家を計画される方は、
どこに建てるかは十二分に検討する必要があります。

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