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社長ブログケヤキの木の下で

2020年8月12日

「下米田の家」断熱、気密見学会のご案内

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付加断熱工事中の外壁
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
暑さが尋常ではありません…
昨日は現場作業やら会社の土場での作業もあって、
パンツも含めて2度も着替えてしまいました。
最近はYou Tubeなどで、
家の性能に関してエビデンスのある情報が得られるようになりました。
松尾さんや今泉さんの動画などは
多くの方がご覧になっているようで、

性能を意識している工務店や設計者には追い風となっています。
紙太材木店では、
打合せの時に暖房負荷や冷房負荷のお話をします。(暖房費や冷房費がいくらかかる家になるか)
一次エネルギーの計算結果を説明すると、
暖房費が少ないことに先ず驚かれます。
次に冷房費の方が暖房費より金額が大きくなることに、疑問を呈されます。
「やっぱり、高性能住宅は暑いんですか?」
断熱や気密を意識しない設計者やHMにとっては
都合のいい数字が出てきますから、
高性能住宅は暑くて冷房費がかかる家だ、と言うことになります。
実際、先日打合せした物件でも年間の冷暖房費は
暖房費は12.933円
冷房費は15.733円
(電気代、27円/kWhで計算)
3000円弱、冷房費の方が高くなります。
もっとも、Q-1住宅のレベル3の家ですから
絶対額は省エネ基準住宅に比べ20%(5分の1)以下の負荷しかありません。
さて、なぜ冷房負荷のほうが暖房負荷より高くなるか?
一般的に美濃地方では冷房する期間と言うのは7月の末から8月、9月の2か月と少し。
暖房は11月末から12.1.2.3と4月の半ばくらいの5か月。
冷房するのは期間としては暖房期間の半分以下なのに何故?
さらに言えば
暖房は0度くらいの冷たい外気を20度近くまで上げなければならないのに比べ、
冷房は32度程度を28度くらいまで5度くらい下げるだけだから、
使うエネルギーも少ないのでは?

と言うのが一般的な意識でしょう。
でも、実は暖房負荷や冷房負荷の計算方法が国の基準で決められています。
簡単に言うと
「暖房期間以外は全て冷房期間として計算する」というもので、
1年中窓を閉め切って冬と夏それぞれ一定温度にするという条件で、
暖冷房負荷がある数値以下になることと定められています。
つまり、
4月半ば過ぎ、5月、6月、9月末、10月、11月初め、
も窓を閉め切って冷房となる。

美濃地方で誰が、5月、6月、10月に窓閉め切って冷房するの?
普通は窓を開けます。
でも、冷房負荷はこうして計算されます。
冷房負荷に限らずUa値でもQ値でもあるいはC値にしても、
その数字の表面的な値だけを見るのではなく、
裏側というのか数字の持っている意味や範囲、限界を知ることも大切です。
さて、以前お話した
下米田の家の真夏の断熱、気密見学会
Q値0.9 Ua値0.3ですが、
一般の方にはこちらの方が分かり易いかもしれません。

壁の断熱材 厚さ22センチ(高性能グラスウール16K)
屋根の断熱材 厚さ30センチ(高性能グラスウール16K)
サッシ:トリプルガラス+木製サッシ
C値は全棟平均0.3cm2/m2

会場:美濃加茂市「下米田の家」
開催日:8月29日(土) 30日(日)
受付時間帯  10:00~15:00 (各5組様限定)

「内覧お申込み要領」

完全予約制です。
電話 0574-53-2003 又は予約フォームからお申し込みください。
​​​​​予約フォーム​はこちらから


※感染症対策として、下記の条件にて開催いたします。

・室内の入場者数の制限 ・完全入替制 ・窓開放 ・入替毎に室内消毒 
・手袋、マスク全員着用 ・入場時検温 ・体温37.5℃以上の方の入場はお断りします。

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