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社長ブログケヤキの木の下で

2020年11月18日

温室効果ガスを…

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
11月も半ば過ぎなのに、ここ数日気温がそれほど下がりません。
日中も20度を越えていますし、
今朝も13度ほどあります。
温暖化の影響と思われますが、
最近はSDGsとか菅首相の2050年までに温室効果ガス(CO2)の排出ゼロ、
買い物袋の有料化など普段の生活や職場など、
身近に環境問題を意識させる事柄が出てきてます。
新築住宅を建てる時も使われる材料や生活する上での燃費に、
その意識が向かうかどうか…
住まいの建築時、生活する時だけでなく、
その材料が生産される時から廃棄される時までのCO2排出を、
ゼロまたはマイナスにするのがLCCM住宅。

発想が時代より早過ぎて一般の方にはほとんど浸透してませんが、
ようやく日の目を見る時代になるかもしれません。
建研が筑波にLCCM住宅の実験棟を建ててから既に10年。
一般の方にはZEHも既に忘れ去られたような状況ですが…
世界の趨勢や時代は温室効果ガスの削減に向かって動いてますし
これからますますその動きは加速していくでしょうし、
住宅もその流れの中にいます。
家庭で使用されるエネルギーは1970年に比べ約2倍(2017年)


​資源エネルギー庁データより​
個人、つまり一人当たりでは1970年に比べ、
2.5倍のエネルギーを使っています。

エネルギーは電気やガス屋、石油ですから
使えばCO2が発生することになります。

ということで家庭で使うエネルギーを削減するにあたり
一般の方が家を建てる時にできることは、
断熱をきちんする(冷暖房費の削減)
気密をきちんとする(同上+耐久性の向上)
持続可能な素材を使う(ex無垢の木、フロア、畳、木の建具)
生産時にCO2を極力出さない素材を使う
中でも断熱や気密は暮らし易さに直結しますが、
直接目で見ることはできません。
いくらいい断熱材を厚く入れても
いくらきちんと気密をとっても
残念ながら見ることはできませんが、

その良さは住んでみて初めて自分自身で体感できます。
太陽光パネルを載せるのももちろん効果がありますが
順序としては住まいの性能を上げる事が先で、
限られた予算をどこに振り向けるかが問われます。
多くの方にとって家を建てるのは1回。
その家は恐らく50年、60年と持ちますから
建てた本人が亡くなったあともそこにあります。
できるだけ、少しでも社会の資産となるような家を建てていただければ、
子供達も喜んでくれるんじゃないでしょうか。
家余りの時代、何百万もつぎ込まなければ処分できない家では
逆に恨まれてしまいます。

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