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社長ブログケヤキの木の下で

2021年1月18日

同じ家やのに


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
氷点下2.2度で湿度95%の美濃地方、冬らしい朝となりました。
昨日、日中は日差しもあまりなく
寒い一日でしたが、今日は更に寒くなる予報です。
昨日は一日、前野町の家の断熱気密見学会でしたから
事務所には誰もおらず、
朝薪ストーブに火を入れて以降は薪の補給がありませんでした。
建物自体が冷えてしまいました。
今朝の事務所は12度…
カッターシャツ一枚では寒い。
既に薪ストーブに火をつけて一時間ほど経ってますが
まだ、13.3度。
通常でしたら17度くらいはありますから
寒さはそれほど感じませんが、上着なしにはいられません。
昨日の見学会の建物はまだ工事中で
朝9時の外気温は5.2度でした。
10時からの見学会で
予報は曇りで日差しは望めないことが分かってましたから、
ファンヒーターを1台持ち込んで暖房。
工事中の室内は寒々としてましたが
ほどなく14度、5時間後には20度になりました。
その時の外気温は9度。
工事中ですからドアも壁も一部ありませんから、
30坪の平家建ての家の空気は全て一体です。
持ち込んだ小型のファンヒーターの出力は最高2.5KWですから、
6~8畳用のエアコンと同じ程度の暖房能力。
この家のUa値は0.26で
6地域のHeat20 G3基準をクリアしています。
熱源はファンヒーターと人
それにパソコン
スリーブの穴や仮設電源の延長コードを引き込むので
サッシに隙間が出来ますから、
それなりに隙間風は入ってきます。
工事中とは言え
冷え切った建物を5時間で
20度まで暖めることができると考えるか
G3なのにこの程度かと考えるかは人それぞれです。
Ua値は暖かさの指標の一つであり、
住まいの暖かさの要素や暮らし易さは
日射や換気(熱交換)にも影響されます。
Ua値はあくまで指標の一つ。
実際にその家に住んだ時に
どれだけのエネルギーが必要な家なのか。
暖房費や冷房費だけでなく、
換気(これ大事)、給湯、照明、調理、家電まで含めて
どれだけお金がかかる家なのか。
そっちを確認することがUa値を確認するより前にすることです。
Ua値はその後で十分。
高性能な住宅を建てている工務店や設計事務所であれば、
年間いくらかかる家かはすぐに計算して出してくれます。
上記のランニングコスト(住宅の燃費)が年間に、
10万円以内で収まる家か
15万かかる家か
20万か
30万以上かかる家か
外観や間取は同じでも、住んで行くのに必要なお金は全く違った家になります。
もちろんこの家もいくらかかる家なのかは計算してますが内緒です。
ちなみに平成28年の省エネ基準でこの家を建てると、
年間に必要な金額は30万を少し超えます。

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