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社長ブログケヤキの木の下で

2021年4月5日

いずれ交換するもの

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
例年より3週間も早く筍の季節になりました。
昨年増えすぎた竹を大胆に伐採しました。
と言っても私がしたのではなく、
中部電力が竹が電線に当たるから切らせてほしいと言ってきたので
それ幸いとばかり、あの竹もこの竹もと
半分以上を切ってもらったという訳です。
なので、今年の筍はあまり期待できないと思っていましたが、
あにはからんや
先週の土曜日から食卓は筍尽くし。
本日もこれから筍掘りです。
先週、城屋敷の家の木製サッシが取付きました。
上の写真だけ見るとフムフムという程度ですが・・・



私も入れると実は7人がかり。

サッシに取付けるガラスも現場で入れますが、
精度は1ミリ単位。
木製の枠は4隅でしか固定されていませんから
少し押せば変形してしまいます。
ガラスを取り付けた時ガラスと枠の隙間が不均一だと
枠は開け閉めしているうちに変形してしまいますから、
均等に隙間を作ってパッキンを入れて
ガラスが動かないようにしておく必要があるというわけです。
可動する部分のサッシの重さは80Kgくらいですが、
お子さんでも開ける事ができます。
30年ほど前に輸入住宅ブームがありました。
その当時マービンやアンダーセンと言った窓が入ってきましたが、
どれも取付用のツバが無くて現場サイドではなんでやねん!
どうやって取付るのか?
雨が入ってしまうではないか!
という議論がありました。
基本的な考えは
将来サッシを交換する時ツバが付いていては、
外壁も補修する必要がある
それを避けるためサッシにはツバはついていない。
サッシはいつの日か交換するもの
家の方が長持ちするんだから交換する時が来るのは当然という訳です。
20年以上前の輸入住宅で
メンテナンスのできていない木製サッシは
日本の気候ではそろそろ交換時期
木製サッシを使われる方は
きちんとメンテナンスをする意識が必要ですが、
それがあまりできないけど使いたいという方は
極力雨の当たらないところでと言うことになります。
また、設計者は将来の交換に備えて、
誰もが容易に外壁を傷めずに交換できるようにな工夫が必要です。
もちろん、この話は木製サッシだけでなく
樹脂サッシにも言えることです。

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