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社長ブログケヤキの木の下で

2021年4月7日

家庭で使うエネルギー


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は9度の美濃地方
湿度は昨夜の雨で94%
事務所は18度です。
流石に薪ストーブを焚くほどではありませんが、
水洗いをした手が冷たいのでエアコン暖房。
暖かくも寒くもないのがいいのですが、手が冷たいので…(笑)
さて、それほど寒くもないのに気軽にエアコンで暖房することに
若干の後ろめたさを感じますが
日本の家庭で使われるエネルギー
(家電、調理、照明、給湯、暖房、冷房、換気)
の多くは輸入に頼っています。
石炭、原油、天然ガスでそれらを直接、間接にエネルギーに変えています。
考えてみれば
それらのエネルギーを購入できるだけのお金があるから買えるわけで、
お金が無ければ買えませんし、
少ないお金なら少ししか買えません。
現在、木材供給がタイトになってます。
もっとお金を出せば買えるのですが
日本が提示する金額では安くて誰も売ってくれない。
つまり、他の国の方が高く買ってくれるから
あんたのとこには売れないよ
と言われているのが実情。
(もちろん、コロナの関係でコンテナ不足もありますが)
木材なら国産材で何とかなりそうですが、
エネルギーとなると
水力か地熱か風力かパネルですが
自然エネルギーはまだしばらく時間がかかりそうです。
でも、家庭で使うエネルギーを何とか少なくしないと
木材と同じように少ししか買えなくなった時、
冬の寒さに凍える、夏の暑さでダウン
健康に直結する問題が出てきます。
将来も日本がエネルギーを今のように簡単に購入できるか
誰もわかりません。
日本全体では家庭で使われるエネルギー代で
何兆円ものお金が外国に行っているわけで、
住宅の性能を上げればそのお金の何割かは国内でまわります。
日本で性能のいいサッシや断熱材、
その他にも住宅の性能を上げる資材の開発や生産、施工をすれば、
他所に行っているお金が戻ってくることになります。
他所に行ってしまっているのは
ひとえに住宅の性能が低いからにほかなりません。
住まいの燃費は簡単に出すことができる時代になりました。
その家に住んだ時に1年間にいくらエネルギー代がかかる家なのかわかります。
そのお金の大半は残念ながら他所の国にいきますが、
質の高い住宅であれば少なくてすみます。
質の高い住まいであればお子さんやお孫さんの代まで使ってもらえますが、
質が低ければ長くは使ってもらえません。
外気が10度程度なら
暖房しなくてもいい家
寒さを我慢しなくていい家が必要です。

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