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社長ブログケヤキの木の下で

2021年5月19日

雨季かも


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨年の梅雨も2か月近く続いた覚えがありますが、
調べてみると昨年の東海地方の梅雨入りは6月10日、
梅雨明けは8月1日でした。
平年の梅雨入りは6月8日頃ですから
今年の5月16日は明らかに異常。
昨年と同様、梅雨明けが8月1日なんてなったら
これも平年の梅雨明けの7月20日を10日以上超えることになります。
2か月半も梅雨となると、
雨を楽しむなんて悠長なことは言ってられません。
温暖化した結果、雨期ではなく雨季になったと言っていいかもしれません。
暮らしへの影響の筆頭は洗濯でしょうか
いつ洗濯するかは決められても、
室内干しや天日干しでは
いつ乾く?は自分で決められません。
乾燥機やコインランドリーを利用することになりそうです。
ドラム式の全自動洗濯機なら3時間ほどで乾燥しますが、
3時間は少々長いので
夜寝る前に洗濯、寝てる間に乾燥。
朝には乾いているというケースもありますが
乾燥後も畳んだり、アイロンをかけたり
家族ごとのタンスやクローゼットに仕舞ったりと、
乾燥で終わりではありませんから
平日の朝の忙しい時間にそれをとなると大変です。
夫婦ともに働いているケースでは
家事は半々、あるいはご主人が相当程度家事をされます。
洗濯とお風呂掃除はご主人、食事は奥様。
あるいは早く帰ってきた方が食事の準備etc
紙太材木店に相談に来られる住まい手の方の多くは上のケースで、
ご主人が家事に参加されています。
これから建てる住まいが
暖かく、涼しく、耐震性があり、デザインもそれなりのもので
SDGsも考慮している
そんな家が当たり前だとしたら
(もちろん、そのエビデンスを確認する必要がありますが)
設計者に求められるのは、
生活する上での家事ストレスを如何に軽減できる家を設計できるか
設備機器がすべてやってくれるわけではありませんし、
どんな設備も
10年ほどが寿命で交換する必要が出てきます。
先ほどドラム式の全自動洗濯機も、
乾太君のように排湿筒があるわけではありませんから
乾燥時には洗濯物の水蒸気が部屋中に広がることになります。
冬場はよくても
この時期に室内に短時間で何リットルもの水蒸気で加湿されるとなると、
下手な加湿器が3.4台稼働しているのと同じ加湿量。
対策は様々。
乾太君もそうですし、
普通の換気扇を洗濯室につけたり、
あるいは湿度感応式の換気扇をつけたりetc
気密や換気、消費エネルギー、乾燥時間など様々な要素を
考える必要がありますが、上記の対策は一般の方でも思いつく方法…。
設計者にはもう一工夫してほしいところ。

この長い梅雨が雨季だとすれば、

設計者は住まい手の暮らしやすさのために
また一つ考えることが増えることになりました。

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