HOME >> ケヤキの木の下で

社長ブログケヤキの木の下で

2021年10月27日

岐路


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先日、西方先生がウッドショックについて​ブログ​に書かれてました。
FBで自身のブログを紹介していたので
いいねやコメントから
同業の多くの工務店も大きな影響を受けているのが分かります。
性能を重視している多くの工務店の考えは簡単に言えば
性能を担保し、資産価値のある住宅を建てるというものです。
減価償却で20年で価値がゼロになってしまうような住宅ではなく
20年後も30年後
諸外国のように建てた時以上の価値があるような
住まいづくりをするという考えです。
その性能は
耐震性であったり
断熱や気密、換気と言った基本的な性能です。
従来の国の基準で建てた家では
その性能が担保されているとは考えられないですし
将来の資産価値も従来と同様ほとんど土地代だけとなってしまいます。
ここ数年、多くの新築検討者の方が
住まいの性能に気づき
従前に比較すると相当程度高性能な住まいが建てられるようになりました。
そこに、ウッドショックです。
木だけでなく、建材や設備にも波及してきましたから
住宅の価格は上がらざるを得ません。
性能を落とし
仕様を変更すれば
従来と同じような価格で建てられるかもしれませんが、
その家は従来と同様、資産価値の無い家となります。
諸外国のように
性能を担保した資産価値のある家を建てようとしてきた工務店や設計事務所は、ある意味岐路に立っています。
ただ、これは国民の皆さんも同様で、岐路に立っていることを意味します。
どんな社会を選択するのか
どんな国になってもらいたいか
住宅の価値が20年でゼロになる社会か
20年後も少なくても建てた時と同じ価値を持つ社会か
子供たちに
負債となる家を残すか
資産となる家を残すか
これからの住まい
新築を建てることだけが選択肢ではなく、
中古住宅購入とリノベーション
あるいは都心で中古マンションとリフォームなど、
様々な選択肢がでてくると思われます。
どれを選択するかはあなた次第ですが
どの選択肢でも、
くれぐれも性能を意識してください。

Archive

ご相談予約
資料請求