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社長ブログケヤキの木の下で

2021年9月24日

ゴロゴロするには

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おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝の気温が18度を切ると
肌感覚でいよいよ秋を感じますが、
日中はまだ30度を超えるようで
昼間に秋を感じるのはまだ先になりそうです。
さて、床材。
多くの方が床材にフローリングを選択されます。
合板であれ無垢材であれ、
フローリングに変わりはありません。
その他に水回りの床で
クッションフロアーやコルクでしょうか。
玄関はタイルが一般的。
30年ほど前の輸入住宅や
当時洋風の住宅で圧倒的に支持されていた三井ホームなどでは、
床がカーペットというケースが相当程度ありました。
今では考えられないかもしれませんが、
床はカーペット。
もちろん、階段もカーペットで仕上げてあります。
今でも恐らくアメリカの住宅ではカーペットが多く使われていて、
特に寝室や個室である2階はほとんどがそうだと思います。
理由は恐らく、
フローリングより安い
ホコリが溜まってもわかりにくい
音が階下に漏れにくい
でしょうか。
特に濃い色のフローリングは
ホコリが溜まれば一発で目につきますから、
いつも気にかけていなければなりません。
LDKなら何とか毎日掃除できても、
2階の床を毎日なんて現代人にそんな時間は恐らく無いはず…。
2階の床をカーペットにするのはとても合理的な考えです。
日本人の一般的な考えは
フローリングが当たり前というか大前提。
気にするのは種類と色と水回りです。
そろそろ
ハウスメーカーの言うなりの、
2階フローリングは卒業してもいいのではと思います。
もともと土足生活ではなく
靴を脱いで
床に座る生活が基本だった日本。
畳やカーペットの床はもっと使われてもいいように思います。
ただ、一般の方の固定観念を変えるのには時間が必要で、
ここ数年、2階個室のカーペット提案は全負。
かろうじて、ロフトに採用いただいける方が
ちらほら出てきたという状況でした。

晴れて、寝室に検討しますという方が現れました。
ダニやホコリの事を心配される方が多いと思いますが、
2階全面カーペットの家でダニに悩んでいるというのは
私の聞く範囲ではありません。
ホコリやハウスダストもカーペットの方がフローリングに比べて舞い上がらないのは、
カーペットの静電気のおかげと理屈でわかります。
ネットで検索すると様々な情報が得られますから
ご自分で確認してみてください。
一生に一度の買い物なのですから
固定観念や流行、HMの提案だけで決めるのではなく、
いろんな考えを楽しむことも大切です。
フローリングの床でゴロゴロより
畳やカーペットの床でゴロゴロの方が
日本人には合ってると思うのですが…

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