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社長ブログケヤキの木の下で

2022年9月14日

カモネギ


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
ホンダがガソリンの二輪バイクの廃止を発表しました。
40年代半ばと言ってますから20年ほど先ですが、
恐らくそんなに先ではないでしょう。
EVバイク自体は、30年に世界販売の15%にすると言ってますから
バイクの世界も大きく変わりそうです。
一昔前のエンジンのマフラーを外して爆音を響かせながら暴走と言うのは
近い将来は聞けなくなるわけで、
それはそれである種の悲哀のようなものを感じます。
様々なパラダイムシフトがいろんな業界で起こっていますが、
住宅も例外ではありません。
パラダイムシフトとは
それまで当たり前と考えられていたものの見方や考え方、
あるいは価値観が、全く変わってしまうことを言います。
ただ、住宅だけではありませんが
パラダイムシフトを受け入れられない、
あるいは価値観や考え方やものの見方が、
従来と変わっては困る人たちもいます。
つまり、自分達の売っているもの、作っているものが
売れなくなってしまう人たちや、

パラダイムシフトはわかっているけれど、
それに合わせたものがまだできていない人たちです。
現代の情報化社会のかなではそれらの意見もSNS上では溢れています。
そんな変化は必要ない
昔からのやり方から外れている
意味がない云々
家づくりにおいても
部分、つまりキッチンや換気設備のような設備機器
デザインや間取りと言った部分の議論になってしまうと、
住まいづくりの方向性が
見えなくなってしまうことがあります。

もちろん、パラダイムシフトに対応できなければ、
意図的にそちらに話を持っていくことになります。
なぜ、家を建てるのか
何を優先していくのか
何を大切にしたいのか
住まいを社会資産と捉えた時、
その家は自分たちの世代だけでなく
子供たちの世代でも必要とされる家か
自分達だけの独りよがりの家ではないか等々、
ご夫婦で様々な視点から考える必要があります。
デザインや間取りや設備の話は打合せをしていても楽しいものですが、
知らず知らずのうちに、それらの話しがメインになり勝ちです。
担当者が敢えて、
そちらにばかり話を持っていこうとするようなら、

ちょっと立ち止まって考える必要があります。
その設計者や担当者は
どんな考えで住まいを設計しているのか?
あなた方の考え方と方向性は一致しているのか?
自分たちの方向性が決まっていなければ、
彼らにとってはある意味、いいカモかもしれません。
優先すべきは
耐震であり、断熱、気密、換気、冷暖房です。
この5つを
なぜするのか?
どこまでするか?
どのようにするか?
プランを作成してもらう前に
確認してなければ
納得してなければ
カモネギ…
G2だからG2.5だから聞かなくていいわけではありません。
前回記事のREHVAのメッセージは
こう言ってます。
「建築規制とそのガイドラインの焦点を
快適さから居住者の健康に移す必要がある」
簡単に言うと
健康は省エネや快適に優先する、と言うことになります。

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