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社長ブログケヤキの木の下で

2022年9月26日

ドラッガー


羽島の家 LDK
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
快晴の朝、気持ちのいい一日になりそうです。
週末は、羽島の家の見学会でした。
遠方から高速で来られる方もいて、
お越しいただいた皆様には改めて御礼を申し上げる次第です。
このような見学会では新築予定の方の話を聞くことで、
いろいろ参考になることがあります。
二組の方から屋根について質問がありました。
二重屋根に関することです。
断熱や気密、換気や耐震性は当然として
ある意味、耐久性と言う分野にも関心が広がっているようです。
二重屋根とはその言葉通り、屋根を二重にすることです。
従来は屋根面と内側に取り付けてある
断熱材との間に通気層を設ける手法でしたが、
この方法での排気には雨漏れや結露などそれなりのリスクがありました。
最近ではよりリスクが少なく、耐久性の向上や屋根面での輻射熱の低減などが期待できる二重屋根で、施工するところが増えてきました。
ただ、増えてきたというのは私の知り合いの工務店の間でということで、
まだそれほど一般的ではありません。
二重屋根にすれば屋根を二重にすることになりますから
屋根を二回作ることと同じで、手間も材料も屋根二回分。
本来、あるべき構造や耐久性を考慮した時、
実務者としてそれを知ればドラッガーの言うところの
「知りながら害をなすな」となります。
簡単に言うと
会社として、個人として仕事をする時
人としての倫理だけでなく、
仕事をして報酬を得るプロフェッショナルの倫理を守らなければ、
社会はあなたとあなたの会社を信じることはできない。
つまり、社会はそんな個人や会社を必要としない。
二重屋根にしているところが
ドラッガーの言葉を意識してるかどうかは分かりませんが、
日本の職人や工務店の多くは無意識にこの精神を持ってるように感じます。
それは断熱や気密、換気、耐震性など、
様々な住まいの性能分野にも共通しています。
もちろん、そうでないところも多数あるわけですが、
予算的な制約のある中
どんな工務店、設計者を選ぶかについての答えはありません。
どんな工務店、HM、設計者で家を建てるか?
誰かが教えてくれる、あるいは正解があるわけではありません。
自分自身の脳みそで考えるしか答えはでてきません。
ネットやYouTube,
ツイッター、インスタグラム
知れば知るほど
探せば探すほど
迷路に入っていく方もいます。
住まいの本質とは何か
建てる目的は何か
本当に新築が必要なのか
最初にそれを考えないと
大海原で羅針盤のない航海をすることになります。

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