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社長ブログケヤキの木の下で

2022年10月14日

サッシのおかげ


佐藤の窓 スマートウィンの搬入
おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日は肥田瀬の家の上棟。
上棟と言うのは、家の骨組みになる柱や梁で家の形を組上げることです。
朝一番で香川から運ばれてきたのは、
佐藤の窓と言われる木製サッシ。
床から2mほどの高さのある掃出しサッシが2セットで、
重さは550Kg・・・
この重量ですから、上棟のこの段階で
レッカー車で家の中に吊り込んでおきます。
幅が2.5mのものと2mのものなので、
大きい方は300kg
小さい方は250Kgくらいでしょうか。
木製サッシと言えば、海外性のものを思い浮かべる方も多いと思います。
輸入住宅が流行った頃の、
マービンやアンダーセンといった
ダブルハングの上げ下げ窓が代表的なものでしょうか。
日本のメーカーでもキマド等、
それなりに木製サッシメーカーがあります。
ただ、高性能な住まいで求められる断熱性やガラスの日射取得率、
あるいは気密性と言った性能面では、
ヨーロッパのものには敵いませんでした。
それに対抗できるのが、この佐藤の窓です。
開発当初はPHJの会員が採用するケースが多くありました。
現在では新住協の会員も多く使用していて、
紙太材木店では今回が初の採用になりました。
これから更に一般の工務店にも、広がっていくと思われます。
もちろん、住まいの全体的な性能があるレベル以上でなければ、
ある意味宝の持ち腐れです。
窓だけ良ければいいというわけではありませんが。
実はこの佐藤の窓の断熱性がとてもいいので、
6地域では家全体にこの窓を採用すると
壁の付加断熱をそれほど厚くしなくても、
パッシブハウス基準の断熱性が得られてしまいます。
もちろん換気や気密は別で、あくまで断熱性だけのお話です。
国の基準や制度もどんどん変わっていきますし、
時代に合わせた、
あるいは時代が欲するサッシや設備も出てきます。
恐らくこれからも多くの変化や進化があると思われます。
そんな時代の流れの中で
工務店や設計者はどんな家を設計し建てるのか。
また、これから新築を検討している人は
どんな家を建てるのか。

どこに考えの軸足を置くかで、
断熱性や省エネ性、あるいは耐震性といった性能面では
相当程度の差が出てきます。
予算を横にらみしながらじっくり考える必要があります。

肥田瀬の家
Ua値0.23は佐藤の窓のおかげです。

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