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社長ブログケヤキの木の下で

2023年4月14日

意味のある数字と無い数字


この時期、朝の日課は筍掘り。
一日おきで30分程ですが、結構汗をかきます。
竹林と言うにはおこがましく、
20本ほど竹が生えてる竹藪です。
この竹藪での昨年の収穫は160本…
朝掘って、即、竃で炊きます。
収穫から皮を剥いて
竃に放り込まれるまで1時間。
土がいいのかえぐみは全くありませんから
ぬかを入れることもありません。
春の味覚は、田舎住まいの特権かもしれません。
こしあぶらの天ぷらも、
この時期最高のごちそうです。
住宅の性能を知るための数値というと、
Ua値やQ値、C値と言ったものがあります。
Ua値は小数点以下2位までです。
例えば(5地域)
断熱性能等級6なら0.46
等級7なら0.23と言った具合。
Q値は残念ながら最近とんと見かけませんが、
Ua値が外皮の熱還流率だけを示しているのに対し
Q値は外皮の熱還流率に加え、
日射の影響や
換気による熱損失も表しています。
熱交換をする換気装置を使った家であれば、
その効果も加味した数字として出てきます。
Ua値が良くなればなるほど
換気による熱損失の割合も高くなるわけで、
実務に携わる人だけでなく一般の方も
暖房負荷がどれくらいかかる家か
冬の暖房代がどれくらいかかる家か
Q値の方が分かりやすいはずです。
でもこの数値は
小数点以下1桁で表記です。
例えばQ値1.3とか
Q値1.6とかで表されます。
これは換気による熱損失が入っているためで
計算上は2時間に1回換気されているとして
計算しているけれど、

実際は漏気があるよね
隙間もいっぱいあるはずだよね
風が吹くと隙間から入ってくる空気もあるよね
不確定な要素があるから小数点以下2位の意味は
あまりないよね。
と言うことで、Q値は小数点以下一桁まで。
C値も同様で
測定に立ち会ってれば分かりますが、
気密測定を3回すると
3回とも一緒と言うことは無くて
ほぼ毎回違った数値が出てきます。
これも、測定時の家の外の
風速や風向で変わってきますし、
減圧して計測すると
気密シートをテープで押さえてあったところが
はがれて隙間ができるなんてことも…
と言うことで
C値も小数点以下第二位は四捨五入。
小数点以下は一桁で表記しましょうというのが
お約束になっています。
C値0.25も0.34も
四捨五入してC値0.3
0.25と言いたい気持ちは分かりますが、
小数点以下2位は意味のない数字となります。
この意味のある桁数と無い桁数、
技術系の人達には当たり前のことですが
営業系の人達は実は無頓着。
この家は
C値0.45ですが
前回の家は
0.26でした!
それは0.5ですよ、
0.3ですよ、
なんて言うのは
ちょっと野暮かもしれません。
あなたが知っていればいいのですから。
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