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社長ブログケヤキの木の下で

2023年5月17日

冷房代を・・・


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
今日の予報は34度の美濃地方、
汗拭きタオル必携の一日になりそうです。
電気料金の値上げが本決まりのようです。
6月から上がります。
幸い中部電力管内は
今のところ大丈夫のようですが、
遅かれ早かれ上がると見ていいでしょう。
東電は14%
北海道点力は21%
北陸電力は42%
中国電力29%
etc(日経電子版)
6月からですから
請求書が届くのは7月。
夏真っ盛りに突入の直前に
気の滅入る請求書が届くわけで、
節電するか
パネルを設置するか
どちらかにしろと
無言の圧力をかけられているような…
今の時代、
夏にエアコン冷房無しと言うのは
考えられません。
一昔前には通風で夏を過ごせる家
なんてコピーを出している工務店や
設計事務所もありましたが、
さすがにそんなことを言うところは
最近は見かけません…
夏の住まいの暑さを軽減する手法に
吉津やシェードがあります。
窓から入ってくる日射を防いで、
室内が温室状態の高温になるのを
防ぐ知恵です。
それをすれば
たしかに効果がありますが、
忘れてならないのは断熱です。
冷房費に影響を与える夏の暑さは
専門的には日射取得熱と言いますが
これは何も窓から入ってくる
日射の事だけを言っているのではありません。
屋根や外壁が熱せられれば
その熱も室内に入ってきます。
つまり、屋根や壁にある断熱材が
入ってくる熱を防いでくれているんですね。
この熱も日射取得熱になります。
壁や屋根、
天井の断熱材が厚ければ
性能が良ければ、
日射によって屋根や壁から入ってくる熱を
少なくすることができます。
一般的な家で
1階よりも2階の方が暑いのは
2階には屋根があるから。
屋根からの日射取得熱があるからです。
でも、1階に屋根はありません。
その分、日射取得熱も少なくなりますから
2階よりは涼しく感じます。
壁の断熱性を後から上げようとすると
壁をめくって高性能なものに入れ替えるか
壁の外側にもう一つ壁を作って
断熱材の厚みを増すかのどちらか。
考えただけでもお金がかかるのが分かります。
でも天井だったら?
天井裏だったら後からでも入れそうですね。
暑い2階の天井の断熱材は
せいぜい5センチか10センチの厚みのものが
入っている程度。
ひょっとして、
断熱材が入っていないことも
十分考えられます。
器用な方なら
自分で断熱材を敷くことも可能です。
吊り木や束があって
敷きにくいかもしれませんが、

丁寧に隙間なく敷けば
効果はあなたが思った以上にあります。
材料代は断熱材だけ。
一度敷き込めば
ずっと効果を発揮してくれます。
5年でも10年でも20年でも。
電気代は
これからも世界の経済成長に合わせて、
上がり続けることが予想されます。
屋根裏の断熱材の設置は
自分でできる暑さ対策の一つ。
特別な技術はいりませんから
工務店に依頼しても
それほど費用は高額にはなりません。
断熱改修は、冬も夏も効果がありますが
依頼する設計事務所や工務店を
吟味することが求められます。
どれだけ効果があるかも
計算で求めることができますから
事前に確認しておきましょう。

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