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社長ブログケヤキの木の下で

2023年6月26日

潜熱対策は?


おはようございます、

紙太材木店の田原です。
沖縄は梅雨が明けたようですが
こちらは明日からが本番のようですね。
今朝はどんよりした曇り空です。
明け方も既に、少し蒸し暑く感じましたが
これは湿度が高いからです。
室内の気温は24度
湿度は80%ですから
絶対湿度は15g
暑く感じるはずですね。
さて、新住協は鎌田先生が北海道で始められましたが
パッシブハウスはドイツでファイスト博士。
同じ時期に
スエーデンのルンド大学で研究されていました。
ある意味、共に北方系ですから
断熱、気密や換気
エネルギー消費と言った分野が
メインテーマとなります。
つまり、顕熱対策です。
そこに極めて日本的なテーマである
蒸し暑さへの対応。
つまり潜熱対策は
あまり意識されていません。
北海道やドイツで
夏にエアコンで冷房と言うのは
極々近年のことです。
と言うことで
急速にいま対応が求められているのは、
夏と梅雨時の蒸し暑さ対策。
つまり、潜熱対策です。
一種の全熱交換機を使えば
夏も梅雨時もいつも快適、
オールシーズン大丈夫と言えないことは
実務経験のある方であれば
理解いただけると思います。
ただ、一般の方の中には
一種の全熱交換機に対して
相当程度信頼感があるように感じます。
これはある意味
売り上げ至上主義の
住宅業界の責任です。
ただ、実務者の中にも
勉強不足から
一種の全熱交換機さえ使えば問題なしと
思い込んでる人たちがかなりいるので、
一般の方がそう思うのも
無理はありません。
HMのように
会社が使う一種の全熱交換機が
決められているケースでは、
営業担当者は本当に大丈夫かなと思っても
住まい手にはそのメリットしか伝えることはできません。
これはちょっとお止めになった方がとか
あるいは、
それほど期待してもらっては・・・
なんてことは言えませんから、
完ぺきではありませんが
他社の製品より遥かにいいですよと
お茶を濁すことになります。
でも会社の言うことを
盲目的に信じてる営業担当者なら
自分が信じ込んでいるわけですから
大満足いただけます的なことも
言えてしまいます。
もちろん、営業成績の事も
頭の片隅にあります。
潜熱対策、夏や梅雨時の
蒸し暑さ対策と言ってもいいのですが、
これからの日本の住まいのなかで
大きなテーマとなると言えます。
どんな対策が取られているのか
なぜその対策なのか
これから新築を検討される方は
あるいは大規模なリノベーションをお考えの方は
設計者に確認する必要があります。
うちは一種の全熱交換機だから大丈夫ですと
言われるようなら、
眉に唾を付ける必要があります。

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