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社長ブログケヤキの木の下で

2023年7月5日

迷ったら

​おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日までの晴天と酷暑は何所へやら、
今朝はどんよりした曇り空です。
予報では美濃地方は夕方から雨ですが
今にも降ってきそうな気配で、
基礎工事に入った大垣の家の
現場作業が気になります。
さて、昨年の日本の出生数が
80万人を割り込みました。
今現在家を検討中の方の多くは
90年代生まれ。
現在33歳前後で住まいを検討中の方の
1990年の出生数は122万人ですから
単純に考えれば、
30年後には
家を建てる方が30%以上少なくなる
事になります。
大手のHMなどは
それを見越して様々な動きがあります。
海外展開や特建事業、
施設系建物への注力や
ダイワハウスのように
住宅展示場を30%閉鎖するところも。
大企業は資本の論理で動きますから
膨大な固定費を賄うだけの
売り上げや利益が見込まれなければ、
撤退や事業転換となるのは
自然な流れです。
建てる人の人口が減れば
新しく建てる住宅も減ることになります。
国の方針は明快で
質の良い住宅を建ててもらうこと。
そのための施策を牛の歩みで進めてましたが
それじゃ間に合わんと
最近は補助金やら法律の改正など、
遅れを取り戻せとばかり
矢継ぎ早に動いています。
長期優良住宅は
そんな国の施策の中でも
わりと早めに出されたもので、
2001年から制度があります。
質の良い住宅を後世に残し
後の世代がリフォームするのに
それほど大きな金額をかけなくても
住める住まいを作り、
国富としての住宅を増やすことが狙いです。
現状では世代が交代するたびに
罰ゲームのように
住宅ローンで数千万の借金を背負わされるわけで
原因の多くは質の低い住宅乱立。
そんな家には住めないから
新たに家を建てる
でも実はその家も
それほど
質の良い家ではなかった…
どこかでその負の連鎖を
断ち切る必要がありました。
であるならば
国である程度の基準を作りましょうということで
始まったのが長期優良住宅制度ですが…
さて、その普及率が
国交省から発表​されています。

住宅の着工件数の統計は
分譲住宅と貸家住宅
それと持ち家の3つに分かれます。
工務店やHMが
個人の注文住宅を建てる場合は
持ち家に分類されます。
令和4年度は持ち家の
29.3%が長期優良住宅
これは国がお墨付きを与えた住宅となります。
もちろん、
長期優良住宅の認定は取っていないけれど
優れた住まいはそれなりにありますが、
割合から見れば限られると思われます。
あなたの建てた住まいが
将来、子供たちの世代が
喜んで住んでくれる住まいか
子供たちにとって
あるいは地域社会にとって
負債となる住まいか
コロナの影響で
価格が高騰している住宅。
分譲住宅では
アルミサッシの設置率が上昇しているとか
価格を抑えるために
質を下げる方向への動きも…
資本主義の世界では
悪貨が良貨を駆逐することもしばしばです。
一見同じように見えても、
中身は大きく違います。
外見が同じように見えて
安いんなら
それでええやん
そう考える人間は
建てる側にもまだ多くいます。
そんな中、環境共創イニシアチブから
毎年あるリストが発表されています。

ZEHの実績と星付き評価 です。
https://sii.or.jp/zeh/builder/search 
​​​​

様々な指標がありますが
国が関与しているのは
このリストと長期優良住宅の認定、
それにBELSでしょうか。
住まいは様々な視点から評価されるべきで
上記のものだけでは評価すべきではありませんが
これから家を建てようとされる方には、
後世の子供たちの世代に
評価される家を建てようとお考えの方には、
参考になると考えます。
紙太材木店のInstagram
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