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社長ブログケヤキの木の下で

2013年7月24日

温暖地の住宅の断熱材の厚さ  天井

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
久しぶりの雨ですが
昨夜は蒸し暑くて目が覚めてしまいました。
田舎作りの家ですが
睡眠不足や体力の消耗を考えると
縛らくは弱冷房でエアコンを動かしたまま寝たほうがよさそうです。
さて、一般の住宅の屋根の断熱材
次世代省エネ基準だと
天井や屋根の断熱材の暑さは
16Kで18cm~20cm
高性能グラスウールで16cm
フラットな天井にすれば
桁上、天井断熱で30cm以上も可能
しかし勾配天井にしようとすると
屋根を支える垂木の背(大きさ)の間に断熱材をいれますから
断熱材を厚くしようとすると
垂木も大きなサイズの物が必要になります。
まして30cm厚のモノを入れようとすると
垂木のあいだだけでは足りませんから
付加断熱と言って部屋内側や外側に断熱材を付け足すことになります。
当然材料や手間もかかりますから
コストも上がって行きます。
ならば天井、桁上断熱かというと
そうとは言えません。
この方式断熱材は天井の材料の上に置いてある(吹込みます)だけ
断熱材の上は小屋裏空間ですから
断熱材の内部で対流が起こってしまいます。
熱は放射と伝導、対流で伝わって行きますから
計算上の熱抵抗がでないと
アメリカなどでは議論されています。
(訴訟社会ですから大変ですね)
日本では断熱材のトレードオフというやり方が
今まで認められてきましたが
新しい省エネ基準(25年)からそれは認められません。
(詳細は別の機会に)
そんなわけで
屋根や天井の断熱をどのような方法でするかは
そこに住む人の暮らし易さに直結しましから
慎重に考える必要があります。
安易に何センチの厚さだから
基準クリアと思ったら
期待したほどの効果はないかもしれません。

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