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社長ブログケヤキの木の下で

2013年11月6日

暖房設定温度28度は家の断熱不足

こんにちは、
紙太材木店の田原です。
新建ハウジングという
住宅事業者向けの新聞がありますが
この最新号にLixilが首都圏の主婦520人に聞いた
アンケート調査が載っています。
今年の9月に調査したもので、
戸建に住んでいる人に聞いています。
住宅で寒い場所は?
1位 お風呂
2位 トイレ
3位 玄関
4位 洗面室
5位 脱衣所
次世代省エネ基準ができてから今年で14年
この520人の主婦の多くはその基準の家に住んでいるはずですが
未だに住宅のこれらの場所は
家で一番寒いところ
玄関を除けば一番ヒートショックの起こるところでもあります。
日本では居室といって
人が常時いる部屋には暖房器具があり暖かくする。
人が常時いない部屋を暖房するのはもったいない
あるいは無駄と感じて暖房しませんが
その結果、多くの人がヒートショックで亡くなっています。
多くの国では全館暖房が主流です。
つまり家中を暖かくしますから
トイレやお風呂、脱衣室も暖かい。
その代わり家中を暖房するとそれだけ暖房費が必要になりますから
家全体の断熱性を高めてその費用を抑える方向に進みました。
しかし日本の最近の人達の生活スタイルは
どちらかといえば全館暖房スタイル。
広い一体のLDK、それに各個室はもちろん
脱衣室やお風呂、トイレにも小さな暖房機を入れる場合が少なくありません。
それをしようとすれば
当然、暖房費がかかるわけで
消費者の要求する生活スタイルに
住宅の暖房性能が追いついていないのが現状で
それは上のアンケート結果にも現れています。
さらにLixilのアンケートでは
エアコンの暖房設定温度も聞いていますが
最も多かったのが
設定温度28度
つまり28度に設定しないと部屋が暖かくならない家
2020年には今の省エネ基準が義務化されますが
断熱性に関しての最低基準はほぼ変りがないことがわかってます。
アンケートの結果をどう見るかにもよりますが
省エネで暖かいと感じる家は
義務化された基準だけでは手に入らないことだけは確かなようです。

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