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社長ブログケヤキの木の下で

2014年5月23日

自然素材で高性能なドイツの家

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
新建ハウジングという実務者向けの業界紙がありますが
ここに先週から
「ドイツパッシブハウス世界大会視察研修」に同行した
視察記が連載されています。
今回は
年間15棟ほどの新築住宅を手がけている設計事務所が紹介されています。
レーベンスラウム・ホルツという会社
HPを覗いてみると
ドイツ語なので全くわかりませんが
翻訳機能を使うと何となくわかったような気になります(^_^)
このHPにもよくある質問コーナーがあり
高い気密の家で窓を開けてもよいか?
気密の家は不健康ではないか?
など日本の質問コーナーにもあるような質問が出ています。
住宅、家に対する思いや考えは人それぞれで
何よりも頑丈さを求める方もいれば
デザイン第一の方もいます。
もちろん何も特に思いはないという人もいて
価格が安ければそれでいいという方も・・
でもどんな家でも基本的なラインはクリアというのが前提条件で
上にあげた例でも
前提条件プラス頑丈さ、デザイン、価格と考えるのが妥当でしょう。
その前提条件の部分をグッと引き上げる必要があるのがこれからの住宅
それは
暑くないとか
寒くない(体の負担が少ない)
花粉に悩まない(空気がきれい)
といった日々の暮らしやすさ
それに加えて
今後はCO2に対して評価しなければなりません。
一般の方はまだあまりご存知ありませんが
住宅を作るときにあるいは壊して廃材にする時に出るCO2や
その家で生活する時にどれだけCO2を発生させる家かなどが
これから建てる家では評価されます。
軽量鉄骨、重量鉄骨と言った鉄の場合
鉄鉱石の採掘、海上輸送、精錬、製鉄でどれだけCO2を出しているか
といったことまで評価の対象
もちろん消費する電気代も
水力発電を除けば全て輸入に頼ってるわけで
1kw家庭で消費するにはどれだけのCo2が実際には出ているのかということまで
紹介されている上のドイツの会社では
それが全て消費者にわかるように解説されています。
さて
日本でも実は既に低炭素建築物の認定制度がスタートしてます。
一般住宅に比べ
長期優良住宅では各種の優遇措置がありますが
低炭素住宅でも似たような優遇措置があります。
国の方針が既にそちらの方に向け大きく舵を切っています。
ドイツの制度に比べ時間的にも内容的にも遅れていますが
方向性は決まっているわけで
自然な素材を使って性能の高い住宅
というのが今後必要とされる家
もちろんそこに
耐震性、デザイン、価格という要素も織り込む必要があるわけで
今後の住宅産業、今は大変革期にあたっていて
実は一番面白い業界なのかもしれません。
紙太材木店でも
自然素材を使って高性能というのが従来からの方針でしたが
来月着工する家は
ドイツのパッシブハウス級の家
ご興味のある方はお問い合わせ下さい。

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