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社長ブログケヤキの木の下で

2014年12月26日

結露しない家がいい

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
昨日の夕方から冷え込んで
今朝はマイナス3度の美濃地方です。
朝起きてから、仕事に出かけるまでに
室内で寒さを感じるようなら
断熱に関してどこか問題のある家ですが
残念ながら冬は家の中でも寒い場所があるのが当たり前と思ってる人が大多数の日本では
問題として意識されることは希です。
とは言いながら
最近のネット環境ではヒートショックで亡くなる人が
交通事故で亡くなる人の4倍といろんなメディアで取り上げられてますから
徐々にではありますが住宅の性能ということに関心が広がっていると思います。
さて、以前読んで積んである本に
「湿気対策のために風通しの良い家にした」
とありました。
話の前段は、簡単にいうと
鹿児島に家を建てるにあたって
壁の中に断熱材をいれると鹿児島は湿気が想像以上だから
断熱材にカビが生えると建築家から言われ
その対策として
無断熱の家にし、更に風通しの良い家にした。
というものです。
この建築家の罪は重いと思うのですが
ご本人は信じて納得されてるのでそれはそれで・・・
一般の方は
カビと湿気と聞けば
お風呂と考えるのが普通
確かにお風呂のカビ対策は早めに乾燥させることと
以前試してガッテンでやっていた
天井の掃除も大事です。
でも、壁の中の湿気対策で風通しの良い家と言うのは間違い。
壁の中の断熱材をカビさせないようにするのは防湿シート
ヴェイパーバリアです。
壁の断熱材の中に水蒸気(湿気)を入れないようにすることが基本のカビ対策
家の風通しを良くしても効果はありません。
では
押入れの中のカビ対策はというと
それは結露対策でもあります。
この時期から春先にかけて
押入れやクローゼットの中がカビるという家が随分あります。
小さなお子さんや60代を超えて
体力があまりない方には健康によくありませんし
気分的にも嫌なものです。
この結露、除湿機でも湿気取りでも無理
そんなことをしても
永遠に水蒸気(湿気)は補給されます。
対策は
断熱材を入れて押入れの中を暖かくするということと
建具に工夫をして室内の空気が押入れの中に入るようにすること
この二つが代表的な押入れ湿気対策
除湿機を使う設備対策では解決しません。
でもこれって、
今の新築住宅にも言えることで
断熱不足、気密不足、換気不足の家に結露は起こります。
そんな家にパネルを載せたり
高効率な暖房器具や設備機器を入れたりしているのと変わりませんね。
押入れの湿気対策には
もう一つ工夫が必要ですがそれはまたの機会に。
昨日の新建ハウジングからのメールに
サッシ全体の熱貫流率Uw=0.47W/m2・Kという
すごい性能のサッシが開発されたという連絡がありました。
国産の木製サッシとか
詳細はわかりませんが
住宅の性能向上に国もメーカーも走り出しています。

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