HOME >> ケヤキの木の下で

社長ブログケヤキの木の下で

2015年3月6日

小屋裏探訪  現場発泡の断熱材に防湿シート


おはようございます、
紙太材木店の田原です。
長期優良住宅化リフォーム
これはリフォームをして
現在の新築住宅の長期優良住宅と同じ性能レベルにするリフォームで
2種類あります。
リフォームをして
古い住宅を現在の新築住宅の長期優良住宅まで性能レベルの上げるのは大変なので
そこそこできればOKというもの(100万円の補助)
いやいやキッチリやってもらいましょう(200万円の補助)の二つ
現在工事中なのはあとの方なのでお国もいろいろ言ってきます。
そもそも申請前に確認検査機関に申請書とリフォームの計画をチェックしてもらわなければなりません。
散々担当者とやり取りして
これで国交省に申請を出してOKというところまで詰めました。
しかし、国交省に提出後3ヶ月近くなっても交付決定通知書が送られて来ない・・・・
メールで問い合わせても返事なし
ということで電話するも話中の連続
やっと繋がって確認すると
現在11月申請分のチェック中でもうしばらく待ってくださいとのこと
(2月の末です)
と、その翌日
担当者からメールがきました、
大量の質疑書付きです。
更に
「交付申請書類の訂正書類が支援室に届いてから再度審査を行い、
内容の適合が確認されてから交付決定を行うことになりますので、
お早めにメールのご返信、訂正書類のご提出をお願いいたいします。」
3ヶ月近くの放置プレイの後にこのセリフ
泣く子と地頭には云々という言葉を思い出しました。
さて
前置きが長くなりました(^_^)
というわけで、
現在の長期優良住宅並の性能にしなければならない
築24年の住宅
一昨日は屋根裏探訪
2015-03-04 002.JPG
ウレタンの断熱材が吹き付けてありますが
実はこの断熱材、透湿抵抗が低い
つまり室内で発生した水蒸気を通してしまうんですね。
水蒸気が通った先は
屋根合板、その外側にはアスファルトルーフィング
水蒸気が抜けませんから結露することになります。
吹付タイプの断熱材にはいろんな種類のものがあります。
このように透湿抵抗の低いもの高いもの
経年劣化し熱伝導率に補正係数の必要なもの
基準があって
室内側と室外側の透湿抵抗比が3以下であれば
室内側に防湿シートを貼らなければならない
つまり
このウレタン断熱材の表面に防湿フィルムを貼る・・・・
45.5cm間隔でトラスが入ってます。
水蒸気が抜けないように木材と防湿フィルムの接点は全て気密テープで養生することになります。
この話
専門的なのでわかる方はあまりいないと思いますが
やりました。
見よ!この美しさ。
2015-03-04 015.JPG
う~ん、どこが?
という声が聞こえてきそうです。
まぁ、今のところ
美しいと感じるのは防湿フェチな連中だけでしょうね。

Archive

ご相談予約
資料請求