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社長ブログケヤキの木の下で

2015年4月17日

昔ながらの手刻み  40坪の平屋の土台作り

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
一日おきの雨・・
現場の工程がずれ込んで
なかなか予定がたちません。
こんな時はどうしようもありませんから
晴れて下さいと願うばかりです。
さて、
裏の工場では近藤大工さんが刻みの真っ最中
2015-04-16 (11).JPG
今時手作業?
手ノミでほぞを・・・
なんて思われる方も大勢いると思いますが(一般の方は知りませんからそんなこと思いませんが)
古い民家で今の住宅のように
柱と柱の芯で寸法が取ってあるわけでなく
同時に柱もいろんな太さの柱もあって
(古材が使われているので)
建てた当時でさえ
いろんな部材を使って臨機応変に建てられています。
ということで
再生工事で工場でプレカットなんてやはり無理な話となります(^_^)から
40坪の平屋の家の土台や大引
もちろん小屋組みも手で刻むことになります。
2015-04-16 (7).JPG
現場では
重機を建物内に入れて基礎工事の真っ最中
2015-04-14-1 (2).JPG
建物をそのままにベタ基礎を作らなければなりません。
コストも抑える必要がありますから
玉石基礎をベタ基礎に変える工事は
いろんな工夫が必要になります。(秘密です(^_^))
(大阪や東京の住宅医スクールに参加いただくと講義が受けられます。
一般の方も参加できますから
ご興味のある方はお問合せ下さい)
全面ブルーシートで覆ってありますから
写真の色もブルーで少し見にくいですね。
基礎屋さんの現場がここだけなら雨が降っても遅れることはないのですが
今時の基礎屋さんは職人さんが少なくて引っ張りだこ
よその現場と同時進行で複数の現場が動いてますから
どこかで工程が伸びると
すべてが玉突きのようにずれ込んでしまいます。
この建物の再生工事
構造的には耐震的な補強と温熱環境の改善が主な目的です。
温熱環境を構造的なと表現したのは
建物の壁や床、天井に組み込まれる断熱材や
開口部に取り付けられるサッシなどは
のちのちの交換あるいは入替えということはほとんどできないか
あるいはしようとすれば多くの費用が必要になるため
それはほとんど構造を変えるのに準ずる程の工事となるためです。
いまリフォームを計画中の方も
ただ単に断熱材を入れ替えるだけ
あるいはサッシをペアガラスに交換すれば
温熱環境が劇的に改善されるというのは
幻想となる可能性があります。
数値的にあるいは科学的な現状の分析と
改善効果の数値的予測が必要です。

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