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社長ブログケヤキの木の下で

2015年4月27日

「住まいの提案、岐阜」に出てます

お早うございます、
紙太材木店の田原です。
週末はMOKスクールで大阪
講義は
近大の村上雅英さん
東京都市大学の大橋好光さん
筑波大学名誉教授の安藤邦廣さん
(村上さんはパネルディスカッション)
皆さん木造建築の泰斗
講義後のMOKスクール20周年を記念した
パネルディスカッションでは
三澤文子さん、康彦さんも加わり
MOKスクールのきっかけになった阪神淡路大震災以後の
木造建築の耐震性の基準の変遷の話など
興味深い話が次々にでてきました。
講義後の懇親会や2次会では
村上さんや大橋さんから
伝統的な木造建築の耐震性の向上方法について
具体的なお話が聞けたのは大きな収穫でした。
というのも
来月、岐阜森林アカデミーで
住宅医の検定会があるのですが
大勢の学生や教授の前で事例発表をして検定を受けねばならず
実はその発表の骨子がまだ定まっていなかったからです。
発表時間と同じだけの質問時間が取ってあって
温熱、構造の各専門分野の方、
住宅医理事等の検定委員が質疑をするという方式。
新築住宅とは全く異なり、様々な制約を受ける中で
住まい手の構造や温熱環境を最大限向上させることになるのですが
手法は様々、住まい手の要望も多岐にわたるわけで
なぜ、その方法をとったのか、
なぜ、そこを優先したのかなど
事前準備が周到に必要です。
今回は昨年再生した折立の家
事例発表しますのでご興味のある方はアカデミーにお問合せ下さい。
くれぐれも質問などはご容赦でありますm(_ _)m
さて、本日はちょっとしたPR
紙太材木店では新築住宅の見学会やオープンハウス、
雑誌PRなど普段しないのですが
(打合せ中のお客様に限った現場案内が主)
本日発売の「住まいの提案、岐阜」で
紙太材木店の事例紹介として「粟野の家」を載せました。
2015-04-23 002.JPG
2020年の省エネ基準の義務化
その先には2030年の新築住宅の平均でゼロエネ住宅を実現
このような工程表ができているのですが
現在建てられている住宅の9割以上が、もっと言えば恐らく95%以上が
その性能を有してはいません。
2030年といえばあとわずか15年後ですが
現状はそのような状況です。
建築予定の一般の方がご存知ないとか
実務者が知らないとか
いろいろ理由はありますが
根本的にはそのことが
一般消費者に周知されていないことに付きます。
サッシもようやく世界レベル(と言っても低い方ですが)のものが出てきましたし
断熱材、熱交換式の換気装置といったハードな部分でも
既に2030年に向けた用意は整っています。
(気密はまだダメですが)
後は消費者がこの工程表の存在を知り
2030年に向けてスタートを切るのを待つばかりです。
より多くの建築予定の方が
既にドイツのパッシブハウスレベルの性能の住宅を
日本のHMや地方の工務店でも建てられる状況にあることを知らなければ
日本の住宅はいつまで経っても低レベルな性能のままです。
現在の25年省エネレベルの家では15年後には
一昔前のガソリンをがぶ飲みするアメ車と同じ評価しか得られないことは
上の工程表からもわかります。
新築住宅をご検討の方は
じっくりこの工程表の持つ意味を考える必要があります。
というようなわけで
紙太材木店の粟野の家が掲載されますので
住まいの温熱環境や住宅の性能といったことにご興味のある方は
「住まいの提案、岐阜」をご覧ください(^_^)
もちろん自然素材の家です。

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