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社長ブログケヤキの木の下で

2015年5月15日

厚さ26センチ 壁の断熱材

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
未だに何に反応してるのかマスクが外せない状態が続いています。
つまり、ティッシュやハンカチも同様で
ゴミ箱はティッシュの山になっています。
昨日は現場で少々肉体労働をしたところ
暑さも加わって汗がふきだしておりました、
会社に帰って来ると
疲労で体が重くなっているのがひしひしとわかります。
なれない肉体労働、現場に行くとつい体が動いてしまうのは
現場出身者の性かもしれません。
さて、ケンプラッツに
「新住協が示す「Q1.0住宅」の新工法」と題して、
鎌田教授が昨年設計されたQ-1住宅の紹介が記事になってました。
2015-05-15 thumb_500_1-2.jpg
日経BP ケンプラッツ
Q値は0.767
外皮平均熱貫流率は0.29の住宅
現在の北海道基準がそれぞれ1.6と0.46ですから
性能の違いがよくわかります。
外壁に使う断熱材は
高性能GW16Kで厚さは26cm
新住協の計算では
今現行の基準(25年省エネ基準)で
全館冷暖房すると
消費エネルギ-は現在の1.5倍から2倍必要となる
新たに住宅を建てる消費者の生活意識は
「家中どこでも寒くない」が意識としてあるが
それを実現しようとすると
現在の2倍もの暖房費がかかってしまっては
誰もそんな生活はしない。
しかし、健康性維持のためには
全室暖房が必須
全室暖房して、
尚且、いまの暖房エネルギーが半分になるような住宅
それがQ.1住宅
こういった建物を如何にコストを押さえて建てるかということを
試行錯誤しながら研究されてるわけです。
新住協では研修会が定期的にあって
来月の岐阜の研修会には鎌田教授が来られる予定
おそらくこのQ.1住宅の詳細が報告されると思います。
一般の方、住宅初心者の方には
壁の断熱材の厚さが20cmとか22cmなんていうのは
想像の範囲外でピンと来ないのが普通です(^_^)
でも、今から20年後、30年後の住宅を考えたらどうでしょう
家の中どこでも暖かい、
暖房費は今の半分で済む
そんな生活が普通じゃないでしょうか?
それはイコール
20cmぐらいの壁の断熱材の厚さが必要ということになると思いませんか?
現実には
この美濃地方でも既に建てられ始めています。
紙太材木店が昨年建てたQ.1住宅
粟野の家
2014-09-16 (5).JPG
こちらの家も外壁の断熱材は22cm、Q値は0.9
可児の家
壁の厚さは25cm
2014-11-28 004.JPG
今ご相談させていただいているお客様も
これから40年以上住むことになるご自分の家を
どのレベルの断熱性能にするか
皆さん、真剣に考えられています。
性能基準の数値だけでなく
その数値で
全館暖房した時にひと冬でいくらの暖房費がかかる家なのか?
家中24時間20度で暖房したら
いくらかかりますか?
断熱材に何を使うかも大事ですが
その前に確認することがいろいろあります。

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