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社長ブログケヤキの木の下で

2015年10月28日

紛らわしい 関西電力の深夜電力の新規契約停止

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
朝一番はどんよりした曇り空
天気予報でははれの予報でしたから少々気落ちしたのですが
今は青空になってます(^_^)
さて、数日前に関西電力がこんな発表をしていたと松尾さんのFBにありました。
関西電力:深夜電力の新規契約停止 自由化で料金見直し
この巻頭だけだとついにくるものが来たと勘違いしそうですが
「深夜電力」というのは電気温水器の方がメインで契約していた「深夜電力」というものに限るとのこと
エコキュートの方はひとまず一安心?
2013年度の家庭で使われるエネルギー消費をシェア別で見ると
第一位が給湯 27.8%
第二位が暖房 23.1%
第三位が照明、家電 37.8%
厨房 8.7%
冷房 2.6%
こちらのグラフは2008年で少し古いですがご容赦
Baidu IME_2015-10-28_7-9-16.jpg
もちろんこのグラフは日本全体ですから
寒い地方に行けば暖房の割合は高くなりますし
暑いところでは冷房の割合がが高くなって、暖房の割合が少なくなります。
美濃地方でも美濃加茂、可児、加茂郡といったところは
温暖地と言っても5地域ということで
日本の中間地域、つまりこのグラフの数値に近いと思われます。
さて、
今回の話は暖房ではなく給湯
つまり、お湯です。
お風呂と台所で毎日必ず使うことになります。
従来、太陽熱温水器で温めたお湯を直接浴槽に入れるだけでなく
分岐していったん給湯器に接続して使うということをしている人がたまにいました。
夏、水の温度が充分暖かくなる時期は直接浴槽にいれ
その他の時期は充分暖まらなくても日射さえあれば20度程度にはなります。
3度や5度の水を40度近くに温めるようり
20度の水を温める方が効率がいいというわけです。
賢いやり方ですね。
この給湯エネルギーは暖房エネルギーより多く使われています。
これを削減すれば
その家に住むことによる燃費イコール生活費を少なくすることができます。
方法は以前にもお話しました
建物の断熱性を上げて、浴槽に入る入浴の習慣を
シャワーだけにするというもの

でもこれは生活習慣の変更ということになりますから時間がかかりそうですね。
暖かい家に住めばわかりやすいのですが
そんな家に住んだことのない人には家を建てる前に想像することは難しい
第二はやはり自然エネルギーを使うというもの
最近の太陽熱温水器は従来のように直接水を温めるものに加え
集熱媒体で温めるものや、真空管を利用したものまで
かなり効率の良いものが出ています。
ただ、浴槽と台所で冬季も使用ということになると
自然エネルギーだけでは不足しますから
効率の良い機器との組み合わせということになります。
考えられるものは
太陽光パネル
太陽熱温水器(ソーラーシステム)
ヒートポンプ(エコキュート)
高効率な給湯器(エコジョーズ、エコフィール)
これらを単独で使う場合や組み合わせて使った場合
どれだけエネルギー(お金)が削減できるか?
初期投資の費用や耐用年数、メンテナンスのことも考えなければなりません。
暖房費よりも多くのエネルギー(お金)を毎年払うことになりますから
じっくり考える必要がありますが
美濃地方程度の寒さであれば
単独で使うとなれば、
今のところ無難な選択はエコキュートでしょうか。
これが高山と言った飛騨地方のような寒冷地であればエコジョーズになります。
しかし、冒頭の話のように長期的に見れば
電気代は上がる傾向にあります。
電力の販売が自由化されることで期待する向きもありますが
送電と発電が分離されるわけではありませんから当面期待薄でしょう
15年、20年というスパンで考えれば
効率の良い機器と
自然エネルギーの利用の組合せにあるように思います。

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