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社長ブログケヤキの木の下で

2015年12月14日

断熱性能アップに100万円は高いか?

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今朝は6度の美濃地方
日中は16度とか
COP21で温暖化対策が検討されましたが
私の人生の中でこんなに暖かい12月はありません。
主な原因は二酸化炭素と言われてます。
それに対する異論もあるようですが
温暖化していることに変わりは無いようで
できる限り二酸化炭素を出さない生活
つまり、化石燃料由来のエネルギーを
できるだけ必要としない生活が求められます。
国内のいろんな基準が対温暖化、対CO2で作られるようになると予想されます。
住宅で言えばゼロエネルギー住宅
車では電気自動車のように
既に様々な分野でその動きがあります。
住宅で消費されるエネルギーは
給湯と暖房がそれぞれ30%
このエネルギーをできるだけ少なくして
快適な生活をおくれるようにする。
簡単に言えば暖房代を今の三分の一から
四分の一にして家中暖かくする。
あるいは
冷暖房光熱費を月に1万円以下にする
もちろん家中冷暖房しての話
既に私達は
こんなことが求められる時代に突入しています。
でも、新築の家を検討されてる方の多くはこのことをご存知ありません。
さて、
住宅の価格は広さに比例していますから
床面積が大きければそれだけ価格も上がります。
予算的な制約がある訳ですから
その予算を広さに使うか性能(パネルではありません)に使うか
広さを求めるのか
性能を上げるのか
どちらにするか?
100万円をどちらに使うか?
断熱性を上げるために高性能なサッシにするか
LDKあるいは収納を広くするか
100万円は
35年返済だと月に約3000円のローンの金額がアップします。
それだけ見れば年間3.6万以上の何らかの見返りがないとと考えがちですが
健康維持がもたらす間接的便益(NEB)を考慮した住宅断熱の投資評価
日本建築学会環境系論文集Vol.76、NO666
によれば
この100万円の投資の回収には
光熱費削減だけでは29年 
健康維持の本人便益を加算すると16年
健康保険からの公的負担も加算すると11年で
断熱工事費100万円を回収できるとしています。
詳しくは
先生が語る
病気にならないための家づくり

創樹社
に出ていますので
健康性と住宅の温熱環境の関係についてご興味のある方は
お読みください。
科学的な知見とデータから書かれています。
ご自身が建てる住宅が
将来にわたって個人としての資産だけでなく
社会的な資産にもなり得るか
個人としての資産で終わってしまうのか
住宅は性能だけではありませんが
性能が低ければ次の代に引き継がれる可能性は低くなります。
性能をあげようとすればかなりの費用が見込まれるますから・・

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