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社長ブログケヤキの木の下で

2015年12月30日

QPEXから建物燃費ナビに

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
あっという間の1年
一週間が束になって飛んできます。
このフレーズ、20年ほど前に黒柳徹子さんが
講演会で美濃加茂に来た時に使ったセリフですが
当時は年を取るとそんなものか、
などと他人事で聞いていましたが
最近は全く同感と感じております(^_^;)
とにかく時間が早く過ぎていくんですが
時間の割に仕事が進んでいない。
まぁ、それだけ密度が濃く、
一昔前の自分に比べればレベルも上がっているからと
慰めている次第・・・
さて、住まいの燃費を計画段階で計算するソフトは
従来、紙太材木店では新住協のQPEXを使ってきました。
家全体から逃げていく熱量を計算できるソフトで
ひと冬の暖房費や給湯、光熱費といった
燃費が計算できます。
どう利用するか簡単に説明すると
例えば
壁にセルローズファイバーの断熱材を12cm
天井には同じものを20cm
床はスタイロフォームの9cm
サッシはYKKのAPW330
これに熱交換換気扇をつけて
エアコンで暖房とした場合
この仕様で一家4人が1年生活をすると
暖房費、冷房費、給湯費、家電、照明、調理
それぞれのエネルギー消費量イコール金額がでてきます。
毎月の銀行の返済だけでなく
その家に住むことで発生するランニングコスト
(簡単にいうと住宅の燃費)がわかるわけです。
住宅の性能が低ければ建築費は安くなりますが燃費は高くなりますし
燃費を低く抑えようとすれば
初期投資、つまり建築費が高くなります。
そうなると
住宅の性能を上げてどんどん上げていっても
費用をかけただけの効果が実感できなくなるという均衡点が存在します。
それはお客様によって異なるわけで
その答えを出すことが工務店それぞれの判断だと思われます。
重要なのは
正確な燃費計算とその建築コストが出せること。
これができないと施主は判断できません。
というわけで
新たなソフトを導入
建物燃費ナビ(一社)パッシブハウスジャパン
ドイツのパッシブハウス研究所のPHPPに準拠していて
QPEXと比較するとかなりシビアな数字が出てきます。
秋に講習を受けて診断士の登録もしてきたのですが
忙しさで手がつけられず・・・
正月休みの間にいろいろ遊んでみます(^_^)
(夏見さん、宜しくお願いします)

あと数日で2016年
消費税のことやら省エネ基準の義務化
ゼロエネ住宅など建築業界を取り巻く環境は激変しますが
まだまだ一般のこれから家を新築しようとしている方はご存知ありません。
このブログもそんな方のお役にたてれば幸いと一年間やってきました。
まだまだこのブログの存在価値がありそうだと勝手に思っております。
この一年間のご愛読、ありがとうございます。
紙太材木店の冬季休業
12月28日(水)~2015年1月5日(火)までお休みします。
1月6日(水)から仕事始めとなりますが、
お昼を挟んで二時間ほどは恒例の新年のお食事会で留守にしております。
当ブログは、
2015年は1月6日から更新を再開します。
それまでは 正月休みとさせていただきます。
それでは皆様、よいお年を。

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