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社長ブログケヤキの木の下で

2016年2月3日

厚い壁 Heat20 グレード2の壁とは

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
マイナス3度の美濃地方
体が慣れてきたのか
それほど寒さを感じません。
2月上旬の朝の気温としては普通でしょうか。
でも実は気になるのは花粉
数日前からくしゃみと鼻水で花粉に反応しています。
そろそろ早めの対策を取らねば・・・
さて、以前お話したHeat20
昨年末に新たな基準が提唱されました。
Baidu IME_2015-12-9_8-30-25.jpg
グレード2の中濃地域の推奨基準は
Ua値で0.34
Q値で言えば1.3程度
ところがある筋の情報によれば
来年度にも新たにグレード3の検討がされるようです。
お寿司で言えば
松竹梅の上に特上があるようなもの(少し古いかも)
どんな基準が推奨されるか楽しみです。
ということで
表をご覧になればお分かり頂けると思いますが
昨年末に改訂された中濃地域に推奨基準
現行の北海道基準より上なんですね。
簡単に言えば
現在北海道で建てられている住宅
その断熱材の厚さより更に厚い断熱材を使ってください、ということ。
国の基準は最低基準、それを目標基準にしてはいけませんということですね。
さて、ではUa値0.34というと
どれくらいの断熱材の厚さが必要かというと
屋根・天井で30cmこれは共通
壁についてはサッシと相関関係があって
壁20cmならサッシAPW330程度(樹脂ペアガラス)
サッシをトリプルガラスにするなら
壁は12cmでギリギリクリアできるかというライン
更なる基準の変遷を予測するなら
壁20cmでサッシはトリプルというのが安全パイ
しかしそこには予算という壁が立ちはだかるわけで
いかにコストをかけずに壁を20cm(断熱材の厚さ)にするかが
これからの温熱環境重視の工務店の課題
紙太材木店でも既に何棟か厚い壁の住宅を建ててます。
西帷子の家(リノベーション)
加茂野の家、粟野の家につづいて
今回可児の家では壁の断熱材の厚さは24cm
サッシもトリプルガラスです。
でも、はっきり申し上げればこれが世界標準で
諸外国に持って行ってもこれでどうだと自慢できるものではありません。
Heat20が推奨している断熱基準が世界基準というわけです。
情報化社会ですので
ご自分で調べればいくらでも住宅の性能についての知識を得ることができます。
Heat20を意識しながら
ご自分の家の断熱性をどの水準にするか
予算とにらめっこしながら考える必要があります。
粟野の家
2014-12-27 (4).JPG
可児の家
2016-02-01 (19).JPG

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