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社長ブログケヤキの木の下で

2016年5月11日

引出しの引手、柾目か板目か

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
今日も雨模様で梅雨時を思わせる朝ですが
明日からは快晴になるようです。
さて、
紙太材木店では大工の手になる家具をつくるケースが多く
いま動いている現場でも作っています。
既製品では部屋のイメージに合わなかったり
住まい手の考える機能やデザインと異なったりするケースでは
自前で作ることになります。
こちらの写真
2016-05-11 (1).JPG
一目で何かわかれば大したものです。
もう少しアップで見ると
2016-05-11 (5).JPG
ご覧のように指がかかるようになっていますが
これは引出しの手掛けになる部分
一方こちらは引き戸の引手になる部分
2016-05-11 (7).JPG
引出しの取つ手建具の引手には
金物が使われることが多いのですが
そのイメージじゃない場合もあります。
造り付けることで
様々な選択肢がでてきます。
樹種も堅木のチークやウオールナット、ケヤキが多いのですが
桧や栂でもOK
着色しなくてもいろんな色合いが楽しめます。
色合いだけでなく
今回の場合は木目もどうするか思案中
2016-05-11 (12).JPG
左は年輪が縦に入っている柾目(まさめ)
右は年輪と平行にカットしてあるので板目(いため)
柾目の印象はすっきり、潔さ、あるいは緊張感
板目はもっと情緒的な印象でしょうか。
使用した時に人の目に見える側を
建築用語では見付けといいます。
(見えない側を見込み)
見付けに柾目を使うか板目を使うかで微妙に印象が違いますから
今回の引出しの引手も見付を柾目にするか板目にするか
どちらにするか思案中
建具の場合は見付は柾目が多いのですが
引出しの引手となると迷います。
堅木ならあまり気にする必要もないんですけどね。
今回の使用箇所はTVボードやキッチンのカップボードの引出しや建具
作り上げたらまたご紹介します。
お楽しみに(^^)

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