HOME >> ケヤキの木の下で

社長ブログケヤキの木の下で

2016年7月11日

省エネ住宅の基本 日本で抜けてる気密と換気

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
先週仲間内のFBで紹介されていましたユーチューブの
スエーデンのプラスエネルギーハウス
工務店や設計者の集まりなので
一般の方がご覧になることはほとんどありません。
実際公開されたのは3年ほど前ですが
視聴回数は440回程度
いかに住宅の性能に関心が無いか分かるというものです。
(実際私も見てませんでしたが・・)
以前から断熱、気密、換気、冷暖房システムが
住宅の基本性能だということを
何度も言ってきましたが、
一般の方は断熱までは何となくわかっても
気密や換気などということは想定外
省エネで暖かい家に住もうとすると
断熱だけでは足りません。
気密や換気、冷暖房システムが不可欠です。
もちろん、紹介されているスエーデンのプラスエネルギーハウスを真似る必要は無く
日本は日本の住んでいる地域にあった省エネ住宅を考える必要があります。
省エネ住宅の基本は
断熱、気密、換気、冷暖房システムです。
残念ながらZEHで考慮されるのは断熱と高性能設備機器だけ
気密と換気が抜けています。
住宅の省エネというような漠然としたテーマを考える時
時間軸と水平軸で調べていくと本質が見えてきます。
時間軸で考えると
最初の省エネ住宅はオイルショックを契機に
カナダ政府が国家プロジェクトとして開発したR2000住宅
日本には1985年にその技術が紹介されています。
水平軸ではいまやドイツのパッシブハウス基準が省エネ住宅のスタンダードになりつつあります。
時間軸から調べたR2000住宅
水平軸から調べたパッシブハウス
そして今回ご紹介したスエーデンのプラスエネルギーハウス
共通するのは
断熱に加えて
気密と換気
日本ではいろんな分野でガラパゴス化しているところがあります。
住宅性能の世界基準、あるいは標準の最も大切な基本が何なのなのかを知ることは
これからの家造りではとても大切なことです。
スエーデンのプラスエネルギーハウス
一度ご覧ください
4分に満たないビデオですのであっという間にご覧になれます。
家庭の消費電力が年間2600kwhということは1kwhが27円とすると70.200円
それ以上にパネルが発電するのでプラスエネルギーハウス
消費電力が少なければ
パネルも小さくてすみます。

ps
誤訳があります。
ユーチューブ、3分あたりで出てくる
2600kwh/月は /年
8月は 8か月

Archive

ご相談予約
資料請求