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社長ブログケヤキの木の下で

2023年12月11日

住み継ぐには

 

 

  • おはようございます、紙太材木店の田原です。
    週末は春先のような暖かさ。
    とても12月とは思えませんでしたが、
    これからが冬本番ですので
    寒さ対策は怠りなくお過ごしください。

 

  • さて、寒さ対策となると
    昭和な家では圧倒的に断熱と隙間対策となります。
    窓も断熱の一部と考えると、
    サッシの交換
    あるいは二重サッシにすることは
    とても効果があります。
    今年度の二重窓やサッシ交換の補助金は
    来年度も継続されますし、
    リフォームでの窓の補助金は
    今年度より充実されるようなので、
    今年逃した方は来年是非検討してください。
    窓のリノベーションに
    何故多額の補助金が税金から出るのか?
    疑問に思われる方も多いと思われますが、
    その理由を建築的な側面から言えば
    容易にその効果が発揮でき
    持続性がある、に尽きます。
    容易にと言うのは
    工事自体が比較的短期間で
    工事中の住まい手の負担が軽く
    施行者の工事の難易度が低い
    つまり、それほど失敗が無い
    住まい手にとっても
    その効果が実感しやすい
    更に、同じ50万円のお金を使ったとして
    エアコンやファンヒーターのような
    設備機器を高効率なものに交換しても
    暖房代自体は毎シーズン必要になるし
    Co2自体の消費は無くなるわけでは無い
    さらに設備機器自体に寿命があって
    何年かすれば買い替える必要が出てくる
    つまり
    住まい自体の性能が上がっているわけでは無いから
    常にメンテナンスを考慮しなければならないし
    ランニングコストも必要になってくる
    住まい手が変わって設備機器の交換や
    メンテナンスが持続されなければ、
    残るのは昔ながらの性能の低い
    昭和な家だけになります。

 

  • それに対し、
    断熱リフォームや窓のリノベーションは
    一度工事をすれば
    サッシの交換や二重窓の設置は
    その効果は持続的であり、
    住まい手が変わっても
    向上した断熱性のある家は残ることになります。
    しかもそれを稼働させるのに
    ランニングコストがかかるわけではありません。
    住まい手の世代が代わっても
    性能の向上した家は残ります。
    最初の住まい手は
    断熱改修
    次の住まい手は
    耐震改修
    その次の住まい手は・・・
    性能の向上した家を住み継ぐことで、
    各世代は新築を建てるより
    低い経済的負担で暮らすことができます。
    低い性能の家が有り余っている日本では
    その性能を向上させることが、
    喫緊の課題。
    コロナ以降、新築で高性能な家の建設費は
    相当上がっています。
    性能的に筋のいい中古住宅はお値打ちな価格です。
    断熱改修や耐震改修の費用も、
    筋が良ければそれほど多額になることはありません。

 

  • 新築でも、低い性能の家はまだまだあります。

 

 

 

 

  • 上のグラフから
    ZEHだから高性能とは言えませんが、
    注文住宅の52%
    建売分譲住宅の82%の
    断熱性能等級は7段階あるうちの
    4以下と思われます。
    2030年以降これらの家の多くは
    残念ながら(当然?)既存不適格になります。
    性能の低い新築住宅を建てるか
    性能の良い中古住宅を買って断熱リノベするか
    中古はもちろん固定資産税も安いので、
    そのこともお忘れなく

    また、中古住宅や既存住宅の
    長期優良住宅化リフォームにも補助金が出ます。 
  • .

 

 

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