HOME >> ケヤキの木の下で

社長ブログケヤキの木の下で

2017年5月3日

住宅性能のグローバルスタンダード時代

おはようございます、
紙太材木店の田原です。
相変わらず花粉に反応していて
目が覚めると15秒ぐらいでくしゃみと鼻水がでる毎日です。
さて、こちらに開成高校の大学入試結果があります。
西の灘高校と並んで
東京大学への入学者が多い高校なのはご存知の通りですが
表を見ると海外の有名大学の合格者がそこそこいるんですね。
東大よりも海外の世界で通用する大学への進学を目指す高校生がいるということです。
東大を出ていれば一目置かれ一般企業でなら
将来も約束されているなんてことには目もくれない。
新たな道を自分で切り開いていくという点では
かつての野茂を思い出させます。
当初は日本の球界やマスコミからは冷ややかな扱いでしたが
大リーグでの活躍で野茂の後に続いていくという流れができて
日本の球界で活躍して実績を積み
大リーグに行くというのがいまや普通になりつつあります。
他にもビール業界のアサヒのスーパードライが
ドライ市場を作り、キリンの寡占状態をひっくり返しました。
住宅業界では一条工務店が性能を第一に押し出して
住宅性能市場とでも呼んでいい市場を作り
2x4ナンバーワンの看板を三井ホームから引きずり下ろしました。
ひとつのことをきっかけにドミノ現象が起こり
それまで常識と思われていたこととは大きく違った世界が広がる。
海外の大学を目指す若者が地方にも波及すれば
受験産業のあり方も変わるはずで塾や高校の授業も変わらざるを得ません。
住宅業界も断熱や気密、換気といった世界基準の性能がスタンダードになる
あるいは一般に知れ渡るようになれば大きく変貌します。
すでに一条工務店がその分野を切り開いていますし
流れはそちらに向かっています。
かつての大手のハウスメーカーで建てれば安心、安全といった時代は
東大へ行けば、あるいは国立大学へ行けば安心、安全といった時代と同じで
それは既に幻想でしょう。
強いから、大きいからではなく変化の時代にどう対応できるか
住宅業界もお客様の意識は大きく変わっているわけで
既得権者にはピンチですが
地方の中小零細の工務店にはチャンスの時代です。

京都迎賓館のスタンドランプと長押の釘隠し

Archive

ご相談予約
資料請求