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社長ブログケヤキの木の下で

2017年9月7日

隣の一条工務店と同時着工 大野町の家

​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

​ペットではありません、野生のイタチの子供です。
大野町の家の向かいのお宅から顔を出しました。​

2日程続いた雨で予定がすっかり変わってしまいましたが
今日は大野町の家のコンクリート打ち。


写真の右側が大野町の家ですが

左の敷地が大きく開いているのはお隣の家が建つ予定で、
既に地縄が巡らしてあります。

地縄というのは地鎮祭の前に敷地のどのような位置に家が建つか
地面に紐をめぐらして建物の配置が分かるようにすることを言います。
昨日、現場で今月中旬から着工しますのでと言われたとか。

同時期の着工ということになりますが
施工会社は一条工務店ということで、とても興味があります。
ほぼ同時に工事が進行していくので
現場に行くたびにお隣の様子が窺えます。
どんな断熱や気密の仕様かとか
換気装置や構造も実際にどうなのか興味は尽きませんが、
覗き魔に見られないようにしないと (-_-;)
建前の日には見学に行かなければなりません。
今や大手HMの中では断トツの性能を誇る一条工務店。
性能値で敵う大手HMは皆無です。
温熱環境に真摯に向き合う地方の工務店が、
この一条工務店に対して孤軍奮闘しているというのが実情。


性能値では互角なので、

デザイン(素材)価格、それと 年間の光熱費 が選択の分かれ目といったところでしょうか。
全く異なる建築会社のQ-1住宅(レベル4)の家が隣り合って同時に工事を進める。
このようなケースは日本全国鉦や太鼓で探してもないことと思いますが、
そんな時代になりつつあるのが
現在の日本の住宅性能の進化を物語っています。

地球レベルでのCO2の削減、それに伴う省エネ性の確保。
YKKをはじめとするサッシ業界の方向転換など、
時代の大きな流れの中に今の日本の住宅産業はいます。
2020年には新築住宅では一定の省エネ性の確保が法律で義務付けられることになってますから、その流れの勢いを止めることはできません。
さて、一条工務店。
紙太材木店ではいままで競合になったことはありません。
デザインのテイストや素材感の違い、あるいは設計思想の違いからだと思います。
現在の新築検討者の事前情報の収集量は数年前の何倍もあって、
来社される前にすでに2.3社程度に絞り込まれているケースが大半です。
以前のように何社も掛け持ちで問合せて接触するというケースは少なくなっています。
今回の大野町の家の性能値は計算上
Q値は0.8、Ua値は0.27、C値は当社の過去平均が0.32
夏冬を通した実際の年間のエネルギー消費量、
つまり燃費がどれだけか?
その家に住んでみて実際どれだけのお金がかかったのか?
暖房、冷房、給湯、調理、家電、照明
合計でいくらになるのか?
計算上は出ていますが実際とどれだけ違いが出るのか、
数字が出てくるのは再来年ですが今から楽しみです。
お隣の一条工務店の家もそれなりの数字になると思いますが
一条工務店は一条工務店、紙太材木店は紙太材木店。
それぞれが切磋琢磨していけば、
自ずと日本の住宅産業の進歩に貢献することになるはずです。

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