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社長ブログケヤキの木の下で

2017年10月4日

吹き込みロックウールの勉強会 新住協関西

おはようございます、
紙太材木店の田原です。

昨日は大阪で吹き込みロックウールの勉強会
新住協の関西が主催で行われました。
繊維系の断熱材は
大きく分けてロックウールやグラスウールのような無機質のものと
羊毛やセルローズに代表される自然系に分かれます。
紙太では性能とコストパフォーマンスでグラスウールをお勧めしますが
断熱材には様々な考えを持つ人もいて羊毛やセルローズを使うケースもあります。
断熱材の性能は熱伝導率で表しますが
ロックウールの熱伝導率は0.038
グラスウールは通常のものであれば0.045
高性能なものは0.038
紙太では高性能グラスウールを使ってますから0.038ですが
性能値はロックウールと同じなんですね。
今回の勉強会では北海道の高性能住宅の雄
東晶の斎藤常務が講師に来られて
吹き込みロックウールの説明をされました。
関西では吹き込みロックウールの業者が1社しかなくいわば寡占状態
価格も北海道に比べると異常に高いということで
今回、関西で新規吹き込み業者の紹介も兼ねての勉強会でした。
紙太では断熱材は天井裏に設置する天井断熱ではなく
屋根面の裏側に取付ける屋根断熱という仕方をしていますが
これって下から上に取付けるわけでとてもやりにくい

厚みも30cmありますからきちんと綺麗に取り付けようとすると
それなりの工夫と手間が求められます。
上の写真の断熱材が落ちてこないのは訳があります。
今回は吹き込みロックウールと大工さんに断熱材を取り付けてもらうコストの比較が目的
性能値はどちらも0.038で同じですから単純にコストとなります。
いくら性能がよくても手が届く金額でなければ絵にかいた餅
勉強会には40社以上来ていて注目の大きさが分かります。
これからは性能の良さは当たり前で
いかにコストを下げるかの時代
性能や素材を理由にはできません。
斎藤さんも言ってましたが原価の低減に終わりはありません。
関西のような美濃地方に比べれば温暖な地域でも
既に高断熱化の波が押し寄せています。
2020年の省エネ義務化に向かって多くの工務店が走り始めました。

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