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社長ブログケヤキの木の下で

2018年1月10日

美濃加茂は秋田と同じように冷える、ただその時間が短いだけ

​​おはようございます、
紙太材木店の田原です。

白川郷 合掌造りの家
美濃地方の今朝はそれほど寒くなくてマイナス1.5度
札幌がマイナス1.7度なのでそれほど違いはありません。
違うのは最高気温で札幌は1度ですが
美濃地方は10度
最低気温が同じでも最高気温に10度近い差が出ていますが、
美濃地方の今朝の気温は札幌とそれほど違いがありませんでした。
もっとも札幌の1月の最低気温の平均はマイナス7.7度
美濃加茂市の1月の最低気温の平均マイナス1.8度に比べると6度近くも低く、
やはり北海道という感じがします。
ちなみに高山のそれはマイナス5.1度
青森はマイナス3.9度
秋田はマイナス2.5度


美濃加茂と秋田の気温比較
これは意外に思われるかもしれませんが
美濃加茂の最低気温の平均が秋田とそれほど違いがありません。(0.7度差)
一日の平均気温や最高気温にはかなり差が出ますが
最低気温はそれほど違いがありません。
美濃地方に住む人は東北地方の寒さと言うとかなりの寒さを想像しますが
美濃地方の朝の寒さが一日続くと考えると分かり易いでしょう。
でも美濃地方の朝が東北の秋田と朝の寒さとそれほど違いがないということに
留意する必要があります。
更に1月の平均気温は美濃加茂が2.8度、秋田は0.1度
どうでしょう?
最低気温で0.7度の違い
平均気温でも2.7度の違いしかありません。
(最高気温は秋田2.8度 美濃加茂8度)
あの雪に埋もれたイメージの秋田と美濃加茂の1月の気温の違いってこんな程度だった?
最高気温は5度近く違いがありますが
これは昼間の明るいうちの気温を入れた話、
夜間に限れば平均気温の差ももっと縮まると思われます。
美濃地方に住む方の、雪に埋もれた秋田の家の断熱性のイメージはどのようなものでしょう?
おそらく、
「相当厚く断熱材が入った家でなければとても冬は住めないだろう」
といったところでしょうか。
その秋田と1月の最低気温の平均の差は0.7度
平均気温でも2.7度の違いしかありません。
美濃加茂が寒いのか、秋田が暖かいのか
もちろん、美濃加茂も寒いんです。
数字で見るとそれほど違いがないのですから・・・・
(高山は秋田よりもっと寒い)
寒さの度合いを表す指標に
暖房デグリーデーがあります。
暖房DDは寒さの地域区分を表わす指標にも使われ
この数値によって地域区分がされています。
例えば美濃地方の西濃は6地域
中濃は5地域
東濃は4地域
飛騨地方は3地域などに区分されています。
この暖房DDは18度を基準にそれを下回った温度を一冬積算したものですから
二つの地域で最低気温が同じであれば
18度を下回った時間の長さを表していて
寒さの度合いを表しているのではありません。
最低気温が同じなら寒さの期間の比較ということになります。
それによって各地域のUa値が決められるのですが
そこに住む人の健康性を考えた場合、
期間も大事ですが寒さの度合いも同じように大切です。
どこまで、何度まで寒くなるのか、あるいは冷えるのか
秋田も美濃加茂も1月の最低気温の平均の差は0.7度しかありません。
つまり、美濃加茂は秋田と同じように冷える、ただその時間が短いだけ
と言っても1月の夜間はおそらく同じ程度に冷えているわけで
美濃加茂(5地域)に住む人に限らず
自分の住んでいる地域の最低気温の平均がどの程度か確認し
住まいの断熱性は決められるべきです。
暖房DDであるとか、地域区分はそれなりに参考になりますが
健康性を考えるときには最低気温も大切です。
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